米と水の重量を計測して自動調整するIHジャー炊飯器、アイリスオーヤマから

新製品

2016/09/26 11:14

 アイリスオーヤマは、同社初のIHジャー炊飯器として米の量と銘柄に合わせて水の量を微調整できる炊飯器「銘柄量り炊きIHジャー炊飯器 3合(RC-IA30-B)」を9月30日に発売する。税別価格は2万9800円。全国の家電量販店、ホームセンターなどを中心に販売し、初年度で3万台の出荷を目指す。


銘柄量り炊きIHジャー炊飯器 3合

 美味しくごはんを炊くポイントの一つは水の量。同社が実施した調査では、炊飯の際に基準となる水の量に約4.5%を超える過不足がある場合、美味しさが損なわれることがわかった。さらに内釜の水位線を目安とした目視による水の計量の場合、常に約4.5%以内の範囲内に納められる人は3合で約55%、1合だと約20%にとどまり、お米の量が少ないほど水量の調整が難しいとわかった。
 

炊飯に適した水量を注げる人の割合(同社調べ)

 新製品の「銘柄量り炊きIHジャー炊飯器 3合」は、「量り炊き」モードに設定することで釜に入れた米の量に対して必要な水量を自動で計算し、最適な水量の基準値との差異が5cc以下になるよう液晶画面と音でガイドするので、米の計量が正確でない場合や、合数単位以外の場合でも最適な水量で炊飯できる。
 

分離式で上部はおひつ、下部はIH調理器になる

 本体は分離式になっており、上部は「おひつ」として、下部はIH調理器として使用できる。上部と下部は非接触給電と赤外線によって連動するため、分離時に端子の抜き差しの必要がない。
 

本体を分離させれば、IH対応の鍋を置いて卓上調理が可能

 内釜には、厚さ3.1mmの釜を銅でコーティングした「極厚銅釜」を採用し、高い熱伝導率と蓄熱性を実現。釜全体に均等に熱を伝えることで、ふっくらとごはんを炊き上げる。また、銘柄ごとの粒の大きさや味わいの違いに応じて水量と加熱方法を調整する炊き分け機能を搭載しており、銘柄ごとの味の個性をより引き出すことができる。炊き分けできる銘柄は31種類で、特徴の似た6通りに分類する。
 

銘柄に合わせて炊きわけができる。左からこしひかり、つや姫、ゆめぴりか

 炊飯容量は0.5~3合、本体サイズは幅225×奥行き280×高さ212mm、重さは4.2kg。