オリンパスのプレミアムコンデジ、24倍ズームと5軸手ブレ補正を搭載

 オリンパスは、光学24倍ズームレンズ、光学式5軸手ブレ補正、「夜景キャプチャーモード」や「アートフィルター」など、多彩な撮影機能を備えたプレミ アムデザインカメラ「OLYMPUS STYLUS SH-3」を2月26日に発売する。カラーは、シルバー、ブラックの2色。価格はオープンで、税別の実勢価格は3万7000円前後の見込み。


OLYMPUS STYLUS SH-3

 焦点距離4.5~108mm(35mmフィルム換算で25~600mm相当)の光学24倍ズームレンズと、有効画素数1600万画素のCMOSセンサを 搭載した。レンズには、一眼用レンズにも使われる色収差を抑えるEDレンズをはじめ、DSAレンズ、HDレンズ、EDAレンズなど高性能硝材を使用し、5 群のレンズすべてを駆動してズーミングとピント合わせを行う機構によって、高倍率ながら高解像で、各種収差を抑えるとともに、小型化を実現した。また、望 遠域で被写体に40cmまで近づける、テレマクロ機能も備える。

 手ブレ補正には、フラッグシップ機「OM-D E-M1」の光学式手ブレ補正機構をベースにした静止画・ムービー両対応の光学式5軸手ブレ補正を採用し、2軸の角度ブレに加えて、レンズ中心軸周りの光 軸回転ブレと、マクロ撮影で起こりやすいシフトブレを光学的に補正する。

 ムービー撮影では、光学式5軸手ブレ補正とともに、電子的に5軸の補正を行うハイブリッド手ブレ補正によって、歩行中の撮影で起こるゆっくりとした大きなブレを補正できる。

 撮影機能としては、それぞれの夜景に夜景シーンに適したモードを選ぶことで、手持ちでの夜景や星空、花火などの撮影を可能にする「夜景キャプチャーモード」や、芸術的な写真表現を楽しめる全13種類の「アートフィルター」を搭載する。

 動画撮影機能では、「アドバンスムービーモード」が新たに4K撮影に対応し、「4Kムービー」「フルHD 60Pムービー」「タイムラプスムービー」「フォトインムービー」「最高240fpsハイスピードムービー」の5種類から選択できる。

 本体は、ミラーレス一眼「OLYMPUS PEN」の世界観を共有し、上面部や操作部にはアルミ合金を使用し、レンズの鏡枠周囲と台座部にはダイヤカット加工を施した。ボディ前面には丈夫でしなや かなシンセティックレザーを採用し、削りだしのモードダイヤルにはアヤメ状のローレット加工とともにダイヤカットを施しており、より接触面を増やして指に フィットする。グリップは、ボディの前面・背面の両方に備えているのでホールド性が高く、指によく馴染むデザインで望遠時でのしっかり構えられる。

 対応メディアはSDXC/SDHC/SDカードで、UHS-IメディアやEye-Fiカードも使える。また、37MBの内蔵メモリも搭載する。サイズは幅108.8×高さ63.2×奥行き42.4mmで、重さは271g。