東芝のドラム式洗濯乾燥機、汚れが付かない「Bigマジックドラム」採用

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2015/10/20 16:22

 東芝ライフスタイルは、ドラム式洗濯乾燥機の新製品として、洗濯容量11kg、乾燥容量7kgと大型ながら、スリムで限られたスペースに置ける「TW- 117X3L」(左開き)および「TW-117X3R」(右開き)と、「TW-117V3L」(左開き)および「TW-117V3R」の2機種を11月下 旬に発売する。価格はどちらもオープン。


TW-117X3L

 スリムな本体に、汚れの付着を防ぐ親水性の高いガラス質コート(防汚コート)を施すことで、外側に黒カビの原因となる洗剤カスが付かないステンレス洗濯槽「Bigマジックドラム」を採用した。

 「Bigマジックドラム」は、従来機種と比較して直径で約2cm、容積で約21%大型化しつつ、洗濯・脱水時の振動を抑える「振動吸収クッション」に、新たに横揺れを防止する「高減衰ゴム」を採用することによって、水槽の振動を少なくするとともに、スリム化を実現した。

 洗濯機能としては、洗濯時のシャワー流量を従来機種と比較して約44%増量した「Ag+抗菌ダイナミックシャワー」を採用することで、衣類が多い場合で も繊維の奥まで洗剤液が浸透し、汚れを落としやすくする。洗い方は、大きな洗濯槽の落差でたたき洗いする「ダイナミックたたき洗い」、洗濯槽をすばやく回 転して洗剤液をしみ込ませる「ダイナミック遠心洗い」、衣類を前後に動かす「ダイナミック押し洗い」の3種類を備える。

 洗濯槽の大型化によって、内部で乾燥中の衣類を広げやすくするとともに、風量を従来機種と比較して約31%増やした大型乾燥ファンを搭載し、シワを伸ば してきれいに仕上げられる。また、ヒートポンプユニットは熱交換器の表面積を約20%拡大することで、乾燥効率を向上した。さらに、洗濯時の給水で乾燥 フィルター奥のダクトを自動洗浄する「乾燥ダクト自動お手入れ」機能を搭載する。

 このほか、「マジックドラム」や、外装の内側をAg+抗菌水で脱水時に自動洗浄する「自動おそうじ機能」、洗濯物の取り出し後にボタンを押すだけで洗濯 槽を乾燥して黒カビを防ぐ「カビプロテクト」、抗菌加工の「抗菌ふろ水ホース(先端部)」「抗菌糸くずフィルター」「抗菌排水ホース」を採用した。

 「TW-117X3L」「TW-117X3R」は、Ag+抗菌水と温水洗浄によって落ちにくい黄ばみ汚れに効果的な「Ag+約40℃つけおき洗浄 (3kg)」を備えるほか、黄ばみの原因となる皮脂汚れを落とす「Ag+約40℃洗浄(5kg)」、冬場など低水温時に自動で自ら温めて洗う「Ag+約 15℃洗浄」、赤ちゃんの肌着などを除菌しながら洗う「Ag+約60℃除菌(3kg)」に対応する。

 洗濯槽内には小物衣類の取り忘れを防止するLED照明を搭載し、操作パネルには時計機能付きタッチセンサ式「スマートタッチ」パネルを採用した。

 なお、東芝HEMSと接続すれば、故障予知、乾燥フィルターの詰まり、洗濯終了などを携帯電話にメールで調べるサービスが利用できる。

 カラーは、インテリアホワイト、グランホワイト、グレインブラウンの3色。税別の実勢価格は30万円前後の見込み。
 


TW-117V3L

 「TW-117V3L」「TW-117V3R」は、カラーがグランホワイト、ラピスアイボリーの2色。税別の実勢価格は28万円前後の見込み。