【TGS2015】東京ゲームショウ開幕、VRや動画配信ブース、海外企業に注目

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2015/09/17 16:59

 世界最大のコンピュータエンタテインメントショー「東京ゲームショウ2015(TGS2015)」が9月17日、千葉・幕張メッセで開幕した。過去最多 の480社(昨年は421社)、出展小間数は2009小間(昨年は1715小間)が出展。このうち246社と過半数を海外の企業や団体が占める。


「東京ゲームショウ2015」開幕!

 オープニングセレモニーでは、主催するコンピュータエンターテインメント協会(CESA)の岡村秀樹 会長は、25年目となる本イベントを振り返り「規模の拡大だけでなく、中身も大きく変容してきた」とコメント。「スマートデバイスをプラットフォームとす るゲームは出展全体の約4割に達しているし、VRのようなまったく新しいゲーム体験も登場している」と、ゲームをとりまく環境が大きく変化してきたと述べ た。
 


25年目のゲームショウを振り返るCESAの岡村会長

 「『アジア最大のイベント』を目標に、CESAと海外企業の誘致に奮闘した。おかげさまで、海を越えて多くのゲーム関係者が集まりグローバル色が強く なった。言語を異にする人にも魅力を伝えるため、動画配信にも注目し、多くの主要企業に参加していただいた」と、戦略を語ったのは共催する日経BP社の長 田公平社長。今回「Youtube」や「Twitch」など、世界的な動画配信プラットフォームが数多くブースを構えた。主要な出展ブースからはニコニコ 生放送で生中継も行われる。
 


「海外企業の誘致や動画配信に注力した」と語る日経BP社の長田社長

 例年以上にネームバリューのあるコンテンツが目白押しのTGS2015。スクウェア・エニックスの「ファイナルファンタジー」「ドラゴンクエスト」シ リーズや、カプコンの「モンスターハンター」「ストリートファイター」シリーズといった国民的人気を誇るソフトが揃い、初出し情報や体験コーナーに期待が 集まっている。昨年からいくつかのブースで展開していたVR(仮想現実)デバイスもさらに充実。これまで情報だけが先行していたコンテンツを数多く体験で きるとあって、各ブースには長蛇の行列ができるのは必至だろう。
 


ソニー・コンピュータエンタテインメントの「PlayStationVR」

 TGS2015の来場者は22万人を見込み、9月20日まで開催される。入場料は中学生以上が1200円、小学生以下は無料。