「タイムシフトマシン」対応「4Kレグザ」、純正のUSB接続HDDも

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2015/07/30 13:34

 東芝ライフスタイルは、液晶テレビ「レグザ」の新製品として、「4Kレグザ J20Xシリーズ」3機種を8月12日に発売する。価格はいずれもオープン。あわせて、「レグザ」純正USB HDDを、9月上旬から順次発売する。


4Kレグザ J20Xシリーズ


 タイムシフト録画によって、一時保管中の放送済み番組をいつでも見られる「タイムシフトマシン」に対応する。放送中の番組を冒頭から楽しめる「始めにジャンプ」、放送済みの番組を一覧から選べる「過去番組表」、見たい番組をジャンルから探すことが可能で、クラウドサービス「TimeOn」やYouTubeの検索にも対応した「新ざんまいスマートアクセス」を搭載し、「タイムシフトマシン」用のUSB HDDの増設にも対応する。

 「TimeOn」では、好きなタレントごとに録画番組や出演CM、YouTube上の動画などを自動検索するサービス「みるコレ」を用意しており、録画予約や視聴予約もできる。番組シリーズ、ジャンル別の人気番組ランキングなど、テーマに関連したコンテンツ情報をまとめた「みるコレ パック」から、録画番組の再生やシーン再生、YouTubeの再生、録画予約を行うことも可能で、気に入ったドラマやアニメのパックに「おまかせ録画」を設定すれば、見たい番組を自動で録画予約する。

 本体は、液晶パネルの背面全体にLEDバックライトを配置した「全面直下型LED」を採用し、高輝度かつ高コントラストな映像を楽しめる。また、LEDの輝度と広色域パネルを緻密にコントロールすることで、色表現範囲を拡大し、微妙な色の違いを描き出せる。

 画像エンジンには、新たに「4KレグザエンジンHDR」を搭載。彩度に合わせた輝度の高域成分の補正や、デジタルノイズ低減などの高画質化処理によって、緻密な映像を表示できる「4Kマスターリファイン」、映像送信時に圧縮された色域を復元して自然で豊かな色を再現する「広色域復元」を実現する。

 2016年2月に実施予定のソフトウェアアップデートによって、従来のテレビでは表現できなかった明るさと暗さの幅を持つHDRフォーマットの映像信号の再現を可能にし、高輝度、広色域全面直下LEDとの相乗効果で、リアリティや立体感、精細感を大幅に向上した、美しい高画質映像を楽しめるようになる。

 このほか、「ひかりTV 4K」「NETFLIX」「4Kアクトビラ」など、さまざまな4Kのネット配信サービスや、SeeQVaultに対応するとともに、地上デジタルチューナー×3基、BS・110度CSデジタルチューナー×3基を搭載する。また、アクションゲームなどを高画質かつクイックレスポンスで楽しめる「4K瞬速ゲームダイレクト」などの機能を備える。

 インターフェースは、HDMI入力×4基、ビデオ入力×1基、光デジタル音声出力×1基、USB×4基、有線LAN×1基、SDXC/SDHC/SDカードスロットなど。

 ラインアップと税別の実勢価格は、55V型の「55J20X」が34万円前後、49V型の「49J20X」が29万円前後、43V型の「43J20X」が24万円前後の見込み。
 

「レグザ」純正USB HDD(左)と背面設置時のイメージ


 「レグザ」純正USB HDDは、24時間連続稼働に対応し、ファンレス設計を採用する。縦置き・横置きの両方に対応し、テレビの背面にも設置できる。

 ラインアップは、「THD-250D2」「THD-500D2」「THD-200V2」「THD-300V2」の4機種で、発売日は「THD-250D2」「THD-200V2」が9月上旬、「THD-500D2」「THD-300V2」が9月中旬。

 「THD-250D2」は、「タイムシフトマシン」録画用の容量が2TB、通常録画用の容量が500GB。税別の実勢価格は4万円前後の見込み。

 「THD-500D2」は、「タイムシフトマシン」録画用の容量が4TB、通常録画用の容量が1TB。税別の実勢価格は6万5000円前後の見込み。

 「THD-200V2」は、「タイムシフトマシン」録画と通常録画兼用で、容量は2TB。税別の実勢価格は2万8000円前後の見込み。

 「THD-300V2」は、「タイムシフトマシン」録画と通常録画兼用で、容量は3TB。税別の実勢価格は3万7000円前後の見込み。