コーレルの統合型グラフィックパッケージ、8種のソフトウェアを収録

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2015/06/30 13:53

 コーレルは、統合型グラフィックデザインのソリューションパッケージ「CorelDRAW Technical Suite X7」を発売した。

CorelDRAW Technical Suite X7

 イラスト作成ツール、最新ファイル形式との互換性、印刷/ウェブサイト/モバイルサイトへの出力機能を備えており、3Dデザインや3D CADなどのテクニカルデザインを再利用することで、プロジェクトを迅速に完成できる。

 収録ソフトは、イラスト作成ソフト「Corel DESIGNER X7」、ベクトルイラスト作成とページレイアウトに対応した「CorelDRAW X7」、専門的な画像編集が可能な「Corel PHOTO-PAINT X7」、ビットマップからベクトルへのトレーシングツール「Corel PowerTRACE X7」、3Dビジュアリゼーション/オーサリングツール「Lattice3D Studio Corel Edition」、コンテンツ検索ツール「Corel CONNECT」、画面キャプチャツール「Corel CAPTURE X7」、ウェブサイトデザインツール「Corel Website Creator」の全8種。

 最新版では、3Dコンテンツを他の視覚的要素やテキストの3D PDF出力によって、インタラクティブ表示を実現する。「Corel DESIGNER X7」から3D PDFへエクスポートすることで、関連データとグラフィックを一つのドキュメントにまとめられるため、クロスメディアで活用できる。また、「Corel DESIGNER X7」内のファイルからテキストコンテンツを翻訳することが可能な「翻訳メモリシステム(TMS)」を搭載した。

 別売オプションの「Lattice3D Studio CAD」アドオンを使えば、3D CADイラストの自動更新、3D CADの3D PDFやLattice 3D形式への変換による再利用ができる。

 このほか、テクニカルイラストレーションへの3Dモデルの追加や、「Corel DESIGNER X7」のコールアウト描画ツールでテクニカルパブリケーション内のコールアウトにインタラクティブ機能を追加することが可能な「ホットスポット」機能の搭載など、既存機能も強化した。

 対応OSはWindows 8.1/8/7。税別価格は、通常版がパッケージ版・ダウンロード版ともに14万円、アップグレード版(ダウンロード版のみ)が7万円、「Lattice3D Studio CAD Corel Edition」(ダウンロード版のみ)が70万円。