Surface 3の予約状況は回線とのセットが8割、ヨドバシAkibaで発売イベント

イベント

2015/06/22 20:26

 マイクロソフトのタブレット端末Surface 3が発売された6月19日、ヨドバシカメラ マルチメディアAkibaで発売記念イベントが開催された。

Surface 3の発売イベントに出席した日本マイクロソフトの樋口泰行 代表執行役社長(右)とソフトバンクモバイルのエリック・ガン 専務事業開発統括 兼 ワイモバイル事業担当とヨドバシカメラ マルチメディアAkibaの御代川忍執行役員店長

 イベントに出席した日本マイクロソフトの樋口泰行 代表執行役社長は「日本市場ではタブレットと回線のセット販売の割合が非常に高い。Surface 3の予約状況を見ても、7~8割が回線と一緒の契約という状況」と、日本市場における「セット販売」が際立っていることを指摘しながら大きな期待を寄せた。

 世界で初めて4G LTEに対応したSurface 3。国内販売では、日本マイクロソフトとソフトバンクモバイルが戦略的パートナーシップで提携している。予約状況からも、販売戦略の滑り出しが順調であることがうかがえる。

入り口ではSurface 3とワイモバイルのセット販売を大きくアピール

 ヨドバシカメラ マルチメディアAkibaのSurface 3売り場は1階に3つのコーナーを展開している。入り口には大型ディスプレイコーナー、奥にはワイモバイルカウンター、そして島展示されたメーカー別のパソコンカウンターの3つ。回線とのセット販売がこれまで以上に重要になるSurface 3は、モバイルカウンターとの連携がポイントになってくる。

入り口のエスカレータ脇でも大型ディスプレイでアピール

ワイモバイルのコーナーでは目立つエンドにSurface 3を2台展示

メーカー別のパソコン売り場でも島展示を展開

Surface 3の売り場は体験イベントや体感コーナーがポイント



 この点についてヨドバシカメラ マルチメディアAkibaの御代川忍執行役員店長は「今回の発売で、店頭をどのような形に変えていくのかは正直、お客様の反応を見ながら模索中だ。ただし、これまでのように単純にパソコンを並べていれば買っていただけるという状況ではない。たとえば、週末のイベントなどで、お客様が試したり体験したりできるよう、今まで以上に体感コーナーにスペースを割く必要があるだろう」と語った。

 タブレットやパソコン市場の前年割れが続くなか、救世主となり得るか……。ボーナス商戦に突入したSurface 3の販売動向に注目が集まる。