7月29日からWindows 10無償アップグレードを提供、Windows 8.1/7ユーザー向けに

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2015/06/02 19:24

 米マイクロソフトは、現地時間の6月1日、Windows 8.1/7を搭載するPC/タブレット端末ユーザー向けに、Windows 10の無償アップグレードの提供を190か国で7月29日から提供すると発表した。ユーザーは、マイクロソフトからの通知などを通じて、6月1日から無償アップグレードを予約できる。また、多くの販売店が新規デバイスのアップグレードを支援する。他のデバイス向けのWindows 10は今年後半に提供する予定。

 Windows 10は、高速に起動・再開するほか、バッテリ持続時間もこれまでで最長。デバイスのサポート期間中はセキュリティアップデートを無料で提供する。キーボードとタッチ操作の両方に最適化。Windows 10のアップグレードは、Windowsデバイスやアプリケーションと互換性があるように設計されている。

 世界初のパーソナルデジタルアシスタント「Cortana」を提供。対話やタイピングを通じて個人の好みを学び、関連性の高いレコメンデーションや、情報への迅速なアクセス、通知機能を提供する。生体認証に基づき、パスワードなしでWindows 10デバイスに迅速でより安全にアクセスできる「Windows Hello」も利用することが可能。マウスやキーボードを使用した従来通りの方法のほか、音声、ペン、ジェスチャーにも対応する。

 新しいブラウザ「Microsoft Edge」では、組み込み型のインク機能、共有機能、閲覧ビューを提供。「Cortana」を統合し、個人の関心や好みに応じて迅速に結果やコンテンツを表示する。「Office 2016」のフル機能のデスクトップスイートに加えて、Word、Excel、PowerPoint、Outlookの新しいユニバーサルWindowsアプリケーションは、さまざまなデバイスでタッチファーストの体験を提供。Word文書を容易に作成・編集したり、PowerPointスライドにリアルタイムに注釈を付けたり、Excelでは、キーボードやマウスなしでスプレッドシートの作成やアップデートができる。