安全運転走行支援システムを採用したドライブレコーダー「DrivePro 220」

レビュー

2015/05/27 20:43

 映像や音声を自動的に記録する車載用ビデオカメラ「ドライブレコーダー」。万が一、事故を起こした際、事故の様子を残せる機能を搭載したものが多いが、トランセンドは事故を“防ぐ”機能を搭載したドライブレコーダーを発売した。それが「DrivePro 220」だ。

トランセンドの「DrivePro 220」

 「DrivePro 220」は、GPSを搭載し、Wi-Fi機能を内蔵したフルハイビジョン録画対応のドライブレコーダー。安全運転走行支援システムを採用しているほか、映像の録画と同時に位置情報を記録で、Wi-Fi経由で接続したスマートフォン(スマホ)から録画映像の再生や各種設定を行えるのが特徴だ。

 ドライブレコーダーとしての基本機能であるカメラ性能は、解像度が300万画素、レンズの明るさを表すF値が1.8、レンズ構成がレンズ6枚+赤外線フィルター1枚、画角が広角130°というもので、夜間走行時も鮮明な映像を記録できるだけのスペックだ。
 

車線逸脱防止支援システムと前方衝突警報システム



 「DrivePro 220」最大のポイントは、車線逸脱防止支援システムと前方衝突警報システム。車線逸脱防止支援システムは、道路上の車線を監視し、車両が車線を越えて走行するとドライバーにアラームで警告してくれるというもの。前方衝突警報システムは、走行中に前の車の位置を監視し、車間距離が近づきすぎると同じくアラームで警告してくれる。

 


 いずれもアラームと画面内での点滅により警告するだけで、車両のブレーキなどを制御してくれるわけではない。だが、ドライブレコーダーに搭載された安全運転走行支援システムとしては、一定の効果を期待できる機能だ。
 

GPS搭載で日時も含めた正確な運転記録を実現



 GPSを搭載しているので、位置情報とともに、GPSの電波から取得した正確な日付と時刻が記録されていることも、ドライブレコーダーとしての使い勝手を高めている。万が一、事故が起きてしまったときに、正確な日付と時刻を警察や保険会社に証明でき、また、ロードサービスのJAFなどを呼ぶ際にも位置情報が役立つ。
 

GPS搭載で運転情報を記録できる

 さらに、無償で提供しているソフト「DrivePro Toolbox」をPCにインストールすれば、映像ともにGoogleマップ上に走行ルートが表示される。ドライブ後に道程を振り返るといった楽しみ方も可能だ。
 

Wi-Fi内蔵とスマホ用無料専用アプリ



 本製品にはWi-Fi機能が内蔵されており、iOS、Android用には無償で専用アプリ「DrivePro」が提供されている。
 

「DrivePro」でスマホ、タブレットで確認できる

 ドライブレコーダーの装着位置は、通常バックミラー付近が推奨されており、操作や映像の確認がしやすい場所ではない。iOS、Android用に提供している「DrivePro」を利用すれば、後部座席からでもスマートフォンの大画面で録画した映像の確認、各種設定の変更ができる。「DrivePro 220」のファームウェアアップデートも、本アプリを通じて実施することが可能だ。
 

タブレットで録画映像を確認したり各種設定を変更できる
 

安全運転走行支援システムが心強いドライブレコーダー



 スバルの運転支援システム「アイサイト」などの運転支援システムは後付けできないが、「DrivePro 220」であればどんな車種にも取り付けることができる。もちろんエンジン、ブレーキを制御できるわけではないので衝突を完全に防ぐことはできない。しかし、「DrivePro 220」がアラームで警告さえしてくれれば、自前の手足で回避なりブレーキなりを実行するだけでも多くの事故を避けられる。ドライブレコーダーが画質などの点で大きな差がなくなってきた現在、安全運転走行支援システムの有無は製品選びの重要なポイントといえるだろう。