なつかしの「ジャポニカ学習帳」を復刻 Amazonで人気投票スタート

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2015/04/28 20:06

 子ども向け学習ノート「ジャポニカ学習帳」が、今年で発売45周年を迎える。これを記念して、製造・販売するショウワノートは、アマゾン ジャパンと協力して、Amazonの「文房具・オフィス用品ストア」でジャポニカ学習帳45周年記念企画「あなたの1票が復刻を決める。歴代ジャポニカ学習帳人気投票」を開始する。

45周年を迎える「ジャポニカ学習帳」

 表紙に世界各国の植物や昆虫の写真をあしらった「ジャポニカ学習帳」は、子ども向け学習ノートの代名詞的存在。1970年の発売以来、累計で12億冊以上を販売してきた。昨年8月には、商品を特定する形状を商標として登録・保護する立体商標に登録している。

1970年発売の「ジャポニカ学習帳」

 1978年からは、学習帳に「自然を大切にしよう」というメッセージを込めて、昆虫生態写真家・ジャーナリストの山口進さんが撮り下ろした動植物の写真を表紙にした「世界特写シリーズ」をスタート。これまでに表紙を飾った山口さんの写真は、1100枚を超える。

 ショウワノートは、昆虫を気味悪いと感じる教師や親に配慮して、2012年に昆虫写真の使用を中止。現在は植物の写真に一本化している。島 哲雄 取締役は、「昨年秋、ジャポニカ学習帳の表紙から昆虫の写真が消えたことが大きな話題になった。たくさんの反響をいただき、ジャポニカ学習帳が多くの人に親しまれていることを改めて実感した」と“騒動”に言及した。

島取締役

 さらに島取締役は「親子二世代で使っていただいているご家庭もある。当時、小学生だったユーザーに懐かしい表紙に触れてもらいながら、楽しい思い出とともに記念企画に参加してほしい」と話した。

1970年代は熱帯アジア/中南米編

 人気投票は、1970年代、80年代、90年代、2000年代に発売した表紙デザインから各世代20種、計80種に絞り込んだ候補のなかから、ユーザーが各世代一つずつ選び、応募してもらうかたちで行う。

1980年代はニューギニア/アフリカ/ヒマラヤ/アマゾン編

 選ばれた各世代の表紙4冊と1970年の最初のシリーズの一つであるひまわりのデザインの1冊、計5種のセットを数量限定の復刻版として販売する。Amazonでは、1000セットを先行予約販売する。

1990年代はマレー諸島/オーストラリア編

 人気投票は4月28日~6月16日で、結果は7月上旬に発表する。投票ページでは、それぞれの表紙デザインの詳細を確認できるほか、カスタマーレビューでジャポニカ学習帳の思い出などを書き込むことができる。