パナソニック、リモート視聴に対応するポータブルテレビ

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2015/04/28 19:40

 パナソニックは、ポータブルテレビ「プライベート・ビエラ」の新製品として、HDDレコーダー付属の「T5シリーズ」2機種、防水のエントリーモデル「E5シリーズ」2機種、視野角の広い「F5シリーズ」1機種の、計3シリーズ5機種を、6月12日に発売する。価格はいずれもオープン。

「UN-15T5」(上)と「UN-10T5」

 いずれの機種も、「外からどこでもスマホで視聴」に対応し、スマートフォン/タブレット端末向けの専用アプリ「Panasonic Media Access」を使って、受信番組や録画番組をストリーミング再生できる。また、チューナー部(「T5シリーズ」はレコーダー部)をテレビに接続すれば、録画番組をテレビでも楽しめる。

 本体には、BD(ブルーレイディスク)レコーダー「ディーガ」でも採用する高速デュアルコアプロセッサ「新ユニフィエ」を備え、高速かつ快適な操作を実現するとともに、高精度のIP変換と映像信号レベルに応じた画像処理によって高画質を実現した。

 「T5シリーズ」は、液晶モニタ部にバッテリを搭載し、家の中のどこでもレコーダー部で受信した地上デジタル/BS/110度CS放送や、レコーダー部で録画した番組を楽しめる。

 レコーダー部は、500GBのHDDを備え、最大675時間の番組録画ができる。別売のUSB接続HDDによる録画容量の追加にも対応する。「おでかけ番組」機能対応なので、録画した番組はモニタ部のmicroSDカードに無線でダビングして、外出先でも視聴できる。

 モニタ部は、タッチパネルを搭載し、録画や再生、チャンネル切り換えなどのタッチ操作ができ、意図しないタッチによる誤操作を防ぐ、画面ロック機能も備える。また、別売の防水リモコン「DY-RM30」も使える。

 アクセントにアルミ素材を配した高品位なデザインを採用し、角度は4段階で調整できる。また、IPX6/7準拠の防水対応なので、キッチンやお風呂など水まわりでも使用でき、汚れが付着した場合などは、水で薄めた食器用中性洗剤で洗い流せる。

 バッテリ駆動時間は約3時間30分で、付属のACアダプタはワンタッチで充電できるマグネットタッチ式を採用する。カラーは、ホワイト、ブラックの2色。

 ラインアップは、15V型の「UN-15T5」と、10V型の「UN-10T5」の2機種。税別の実勢価格は、「UN-15T5」が8万1000円前後、「UN-10T5」が6万1000円前後の見込み。

「UN-15E5」(左)と「UN-10E5」

 「E5シリーズ」は、モニタ部にバッテリを搭載し、家の中のどこでもチューナー部で受信した地上デジタル/BS/110度CS放送や、チューナー部に接続した外付けHDDに録画した番組を楽しめる。

 モニタ部は、前面右に静電式ボタンを備えており、チャンネル切り換えや放送切り換え、音量調整ができ、別売の防水リモコンも使える。IPX6/7準拠の防水対応なので、水まわりでも使用でき、汚れた場合は水で薄めた食器用中性洗剤で洗い流せる。

 このほか、「お部屋ジャンプリンク」にも対応しているので、ネットワーク内の「ディーガ」で録画した番組も楽しめる。バッテリ駆動時間は約3時間30分で、付属のACアダプタはワンタッチで充電できるマグネットタッチ式を採用する。

 ラインアップは、15V型の「UN-15E5」と、10V型の「UN-10E5」の2機種。税別の実勢価格は、「UN-15E5」が6万5000円前後、「UN-10E5」が4万5000円前後の見込み。

UN-19F5

 「F5シリーズ」(UN-19F5)は、チューナー部で受信した地上デジタル/BS/110度CS放送や、チューナー部に接続した外付けHDDに録画した番組無線でモニタ部に転送することで、アンテナ線のない部屋や、アンテナ線がつなぎにくくてテレビを設置できなかった場所でも楽しめる。

 モニタ部は、視野角の広い19V型の液晶パネルを採用し、上下左右さまざまな方向から番組を視聴できるので、置き場所を選ばない。また、3W×2基のバスレフポート付スピーカーボックスを備え、低音域をしっかり表現でき、ホーン形状の音孔で聞きとりやすい音質を実現する。

 このほか、「お部屋ジャンプリンク」対応で、大きいボタンや見やすい文字、スリムで握りやすい大きさ・デザインのリモコンが付属する。税別の実勢価格は5万円前後の見込み。