ケンジントン、地球一周分以上のワイヤロック販売を達成

ニュース

2015/02/03 20:10

 米ケンジントンは、2月3日、ノートPCなどを盗難から守るワイヤ式のカギ、いわゆる「ケンジントンロック」を全長1億3200万フィート(約4万6000km)、地球1周分以上販売したと発表した。

 ケンジントンは、2014年9月、それまでにPCやモバイル端末向けのロック製品を2000万個販売したと発表。BYOD(個人端末の業務利用)が進むなか、PCなどの端末を盗難から守る必要性が高まったことで、7割の市場のシェアを持っており、非常にいいポジションにあるとしている。ルイ・ヤゴ グローバル・プロダクト・マーケティング・マネジャーは、「BYODの広がりにしたがって、物理的なセキュリティ対策がますます重要になってきた」とコメントしている。

地球一周分のワイヤーロックを販売したケンジントン(Copyrights by NASA Earth Observatory)

 「ケンジントンロック」は、ノートPCやディスプレイなどのきょう体を盗まれないようにするためのT字型のロック。事実上の標準規格で、多くのモバイル機器が採用している。きょう体に設けた穴(ケンジントン・ホール)にロックを差し込んで固定し、ロックの先についたワイヤを柱などに固定することで盗難を防ぐ。最近では、穴がつけられないタブレットなどにも対応する製品が出ている。ケンジントンは、このほかトラックボールのメーカーとしても知られている。