パイオニア、スリムなバータイプの「HTP-SB760」などホームシアターシステム4機種

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2014/08/08 14:00

 パイオニアは、スリムデザインでテレビまわりにすっきり設置できるホームシアターシステムの新製品として、バータイプの「HTP-SB760」「HTP-SB560」と、セパレートスピーカータイプの「HTP-S767」「HTP-S363」の計4機種を、8月下旬に発売する。

「HTP-SB760」、「HTP-SB560」

「HTP-SB760」(左)と「HTP-SB560」

 薄型テレビのまわりにすっきり設置でき、リビングのインテリアとも調和するスリムデザインのホームシアター。センタースピーカーには、高音域の感度を上げて歪みを低減する銅キャップを採用した「ワイドバンドフルレンジユニット」を搭載。高音をクリアに再生することで、セリフを聞き取りやすくなる。バータイプの機種もセンタースピーカーを搭載し、明瞭なセリフの定位を実現した。

 映画や音楽、ゲームなど臨場感のあるコンテンツの再生時に、重低音を損なわずに振動や音漏れを低減する「マナーモード1」、ニュースやバラエティなど、人の声が中心の番組視聴時に低音成分をカットする「マナーモード2」を搭載する。さらに、ヘッドホンでサラウンド音声が楽しめる「PHONES SURROUNDモード」を備える。

 Bluetooth 3.0に対応し、Bluetooth対応機器と簡単にペアリングできるNFC(近距離無線通信)を搭載。音声コーデックは高音質なaptX/AACに対応する。また、iOS/Android向けのスマートフォン用アプリ「Pioneer Wireless Streaming」を使用して、音楽に好みのエフェクトを加えたり、曲のテンポを変えたり、アレンジを加えて音楽を再生できる。

 4K映像信号(4K/60p)の伝送に対応するHDMI2.0準拠のHDMI端子×4(入力×3、出力×1)を備え、4Kパススルー機能で高画質映像を伝送。さらに、ARC(オーディオ・リターン・チャンネル)に対応し、HDMIケーブル1本でテレビと接続し、HDMIによるコントロール機能(マルチリンク)でテレビのリモコンから本体の基本操作ができる。

 このほか、独自の「フェイズコントロール」でサブウーファーからの低音の遅れを解消。「バーチャル3Dサラウンド」など、8種類のサウンドモードやオートパワーオフ機能、光デジタル音声入力×1、アナログ音声入力×1を搭載する。テレビのリモコン受光部が隠れてしまう場合に便利なIRリフレクターが付属する。

 「HTP-SB760」は、50インチ以上の大型テレビにマッチする横幅110cmのバータイプスピーカーを採用した5.1chスピーカーバーシステム。独自の「フロントバーモード」によって、後方にスピーカーがあるようなサラウンド音場を再現し、両サイドのスピーカーを外して後方に設置すれば、本格的な5.1chシアターシステムになる。価格はオープンで、税別の実勢価格は4万5000円前後の見込み。

 「HTP-SB560」は、30~40インチクラスのテレビにマッチする横幅80cmのスリムな3.1chスピーカーバーシステム。テレビスタンドの形状や画面の高さに合わせて、バーの角度や高さが調整できる。価格はオープンで、税別の実勢価格は3万8000円前後の見込み。

「HTP-S767」と「HTP-S363」

「HTP-S767」(左)と「HTP-S363」

 「HTP-S767」は、薄型テレビや部屋のインテリアに調和する黒光沢仕上げを施した5.1chのスリムなトールボーイスピーカーシステム。6.6cmコーン型ウーファーと、2.6chセミドームトゥイーターを組み合わせた2ウェイスピーカーシステムで、本格的なサラウンドを楽しめる。価格はオープンで、税別の実勢価格は5万7000円前後の見込み。

 「HTP-S363」は、設置場所やスペースに合わせて設置できる5.1chのコンパクトスピーカーシステム。サラウンドスピーカーとフロントスピーカーを重ねて前方に設置してもサラウンド感を再現する独自の「フロントサラウンド・アドバンス」を搭載する。壁かけにも対応する。価格はオープンで、税別の実勢価格は3万8000円前後の見込み。