東芝、川崎ラゾーナ地区に東芝未来科学館をオープン、東芝科学館をリニューアル

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2014/01/24 13:06

 東芝は、1月31日12時、神奈川県川崎市の川崎ラゾーナ地区に、東芝未来科学館をオープンする。入館は無料。

東芝未来科学館の「ヒストリーゾーン」と「フューチャーゾーン」

東芝未来科学館の「ヒストリーゾーン」(左)と「フューチャーゾーン」

 川崎市幸区小向に1961年から2013年9月まで開館していた東芝科学館をリニューアルした施設。東芝のスマートコミュニティセンター内に開所する。

 主な役割は、産業遺産の保存・展示施設や東芝ブランドの発信、地域社会との文化交流。過去、現在、未来にわたって、人々のまわりにある科学・技術をわかりやすく展示する。

 館内は、「ウェルカムゾーン」「ヒストリーゾーン」「フューチャーゾーン」「サイエンスゾーン」で構成。「ウェルカムゾーン」では2.3×9.0mの大画面スクリーンで、東芝が目指す近未来や快適な暮らしを紹介する。

 「ヒストリーゾーン」の「創業者の部屋」では、東芝の創業者である田中久重氏、藤岡市助氏による国の重要文化財で機械遺産にも指定された「万年自鳴鐘」(レプリカ)や、日本初の白熱電球などを展示している。「1号機ものがたり」では、世界のものづくりとともに歩んできた東芝の歴史や、電気冷蔵庫、可変速揚水発電システムなど、日本初・世界初の製品や技術を展示する。

 「フューチャーゾーン」では、人々の暮らしを支える東芝の事業と技術、製品について、「エネルギーの未来へ」「まちの未来へ」「ビルの未来へ」「家の未来へ」「ヘルスケアの未来へ」「じょうほうの未来へ」の六つのテーマで、パネルやアミューズメントなどを通じて紹介する。

 「サイエンスゾーン」では、子どもたちが科学技術を楽しく学べる実験・体験型の展示やイベントを定期的に開催する。また、超電導の仕組みや50万Vの静電気発生装置など、さまざまな先端技術に触れることができる5種類の実験コーナーを備える。

 このほか、特定のテーマについて、期間を区切って展示する企画展示の実施も予定。オープニング企画展示では、「スマートコミュニティ 東芝×かわさき」のタイトルで、川崎市と東芝が取り組むスマートコミュニティの紹介や、川崎市を舞台にしたウェブアニメ『ダブルサークル』などの展示を通して、東芝のスマートコミュニティ事業を紹介する。

 開館時間は、火曜日~金曜日が10時~18時で、土・日・祝日が10時~19時(1月31日は12時開館)。休館日は、月曜日と東芝科学未来館が定める日。

 少人数での見学なら予約は不要で、2014年4~5月の団体での見学予約は、2月1日から受け付ける。それ以降については、3か月前の月初から受け付ける。