Amazon.co.jp、小説やコミックを連載形式で配信する「Kindle連載」を開始

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2013/10/29 17:54

 Amazon.co.jpは、10月25日、Amazon 本ストアで小説やコミックをエピソードごとに配信する「Kindle連載」を開始した。

「Kindle連載」のホーム画面

 複数のエピソードで成り立ち、一度購入すると一冊の本として完結するまで、すべてのエピソードをKindle端末や無料アプリに配信する。新しいエピソードは直近のエピソードの最後に追加されるので、今読んでいる場所を見失うことはない。連載の途中で購入しても、初回エピソードから最新エピソードまで、すべてを読むことができる。

「Kindle連載」への期待を語るジャスパー・チャン社長

 発表会で、アマゾンジャパンのジャスパー・チャン社長は、「1年前にオープンしたKindleストアは、現在、オープン時の約3倍となる14万8000点以上の和書を取り扱っている。『Kindle連載』は、日本のお客様が読書を楽しみ、本を発見する革新的な方法になるだろう」と、自信を口にした。

 10月25日には、直木賞作家・林真理子さんのロングセラー『美女入門』シリーズの最新巻や、SF作家・藤井太洋さんの2014年夏発売予定の書き下ろし作品『UNDERGROUND MARKET ヒステリアン・ケース』など、18作品を提供し、順次タイトルを増やしていく。

「Kindle連載」に参加するSF作家の藤井太洋さん

 発表会には、「Kindle連載」に参加するSF作家・藤井太洋さんがゲストとして登場。「物語に適した分量で作品を公開する場は意外と限られている。『Kindle連載』なら文字数の制限がないし、デジタルなので修正がらく」と、書き手の立場から語った。

「Kindle ストア1周年謝恩セール」を開催

 Kindle ストアでは、オープン1周年を記念して、約400点の対象商品を特別価格で提供する謝恩セールを開催する。期間は10月30日まで。