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ソニー、フルサイズセンサを搭載したミラーレス一眼「α7」、 ローパスレスの「α7R」も

ニュース

2013/10/17 17:03

 ソニーは、35mmフルサイズイメージセンサを搭載したミラーレス一眼「α7」シリーズ2機種を11月15日に発売する。

ミラーレス一眼で初めて35mmフルサイズセンサを搭載

 発表会の冒頭、SVP イメージング・プロダクツ&ソリューションセクターの副セクター長でデジタルイメージング事業本部の本部長を務める石塚茂樹業務執行役員が登壇。「コンシューマ向け市場では成長セグメントと位置づけたデジタル一眼レフ、ミラーレス一眼、高級コンパクトに力を注ぐ」と説明。さらに、「従来は(デジタル一眼レフの)Aマウントが『α』、(ミラーレス一眼の)Eマウントが『NEX』という呼び名でユーザーに親しまれてきたが、これを統合して、レンズ交換型カメラは全て『α』とする」として、「α」ブランドを前面に押し出していく方針を説明した。

ブランド戦略を説明する石塚業務執行役員

 「α7」「α7R」は、ミラーレス一眼として初めて35mmフルサイズ「Exmor CMOS イメージセンサー」を搭載。有効画素数は「α7」が約2430万画素、「α7R」が約3640万画素。「α7R」はローパスフィルターレスモデルで、最上位機種の位置づけだ。

「α7R」(左)と「α7」

 両モデルとも、画像処理エンジンに新開発の「BIONZ X」を採用。忠実で自然な描写を実現する「ディテールリプロダクション技術」によって、細部の質感描写力が大幅に向上した。近距離から遠距離までピントを合わせるパンフォーカスのような深い被写界深度の撮影で起きる回折現象に対して、絞り値に応じた最適なフィルター処理で点像を復元して解像感を高める「回折低減処理」を搭載する。

 合焦精度の高いコントラスト検出方式AF(オートフォーカス)に、フォーカシングのためのレンズ駆動を最適にコントロールする空間被写体検出アルゴリズムを新たに採用した、新開発の「ファストインテリジェントAF」を搭載。「BIONZ X」の高速処理と合わせることで合焦時間を従来比最大約35%短縮し、高速・高精度のAFを実現した。

 このほか、「α99」と同等の有機ELファインダー「XGA OLED Tru-Finder」や、Wi-Fi接続機能を搭載。ネットワーク上のアプリストア「PlayMemories Camera Apps」でアプリを購入して機能を追加することができる。

「α7R」「α7」と「α」ブランドのレンズ

 サイズは両モデルとも幅約126.9×高さ94.4×奥行き48.2mmで、ボディ単体の重さは「α7」が約416g、「α7R」が約407g。実勢価格は、ボディ単体で「α7」が15万円前後、「α7R」が22万円前後の見込み。