カシオ計算機は、10月10日、スマートフォンやPCに接続して簡単にオリジナルスタンプを作成できるスタンプメーカー「pomrie(ポムリエ)」を発表した。

スタンプメーカー「pomrie」とプロジェクトチームの女性スタッフ

 スマートフォンやPCから専用アプリでデザインを作成。デザインはベーシックなスタンプが約700種類で、ダウンロードによって追加できる。テキストを自由に組み合わせることができるので、メモやプロフィールカードとしても使うことができる。また、手書きのイラストや撮影した写真にさまざまなエフェクトをかけて、オリジナルのスタンプを作成できる。

 作成したデータを「pomrie」に転送して、スタンプシートにデザインを製版。スタンプにシートを貼り、インクを塗るだけで、簡単に手づくりスタンプが完成する。

pomrie(STC-U10/STC-W10)

 発表会で、発案者のプロダクトデザイン部デザイナー・村田史奈さんは、「最近、手芸やオリジナルのカードづくりなどを趣味とする『クラフト女子』が盛り上がっている。スタンプはSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)上でも言葉代わりのコミュニケーションの手段として親しまれていて、目をつけた」と着想を披露。「つくっておしまいではなくて、使ったり、贈ったりして誰かに『いいね!』と言ってもらうこと。それがクラフト女子の醍醐味です」と、クラフト女子のニーズを捉えた製品だと説明した。

 「pomrie」の名は、スタンプを押す「ポン」という音と、作品をつくる「アトリエ」という言葉を組み合わせた。「pomrie」によって手づくりホビー市場に参入したカシオは、今後も新たな手作りツールの開発を行っていくという。

発案者のデザイナー・村田史奈さん

 発表会後に行われた実演で、まずは、スマートフォンで印面したいデザインを作成。面倒な設定は一切なく、直感的な操作で誰でも簡単に作業を進めることができる。デザインからスタンプ完成まで、作業時間は15分程度だった。

スマートフォンアプリのホーム画面

 内蔵のベーシックなデザインから、クマのスタンプを選択。

内蔵スタンプを選択

 スマートフォンのデータをWi-Fiで「pomrie」に転送。デザインを製版する基板となるシートホルダーを背面から挿入する。

データを「pomrie」に転送し、シートホルダーを挿入

 デザインをプリントしたシートホルダーの排出後、ホルダーからデザインが製版された部分のシートをはがして、スタンプベースに貼る。

デザインがプリントされたスタンプシート

 スタンプシートにインクを塗り込む。プリントするときに、デザインのライン以外の部分には熱が加えられ、インクが染みこまないようになっているので、枠からはみ出さないように慎重に塗る必要はない。

スタンプシートにインクを染みこませる

 10回ほど試し押しをすると、色と形がくっきりと際立ってくる。かわいいくまのスタンプの完成だ。一つのスタンプ内でさまざまな色のインクを塗ることができるので、これまでにないカラフルなスタンプを作成することができる。

カラフルなくまのスタンプが完成!

 「pomrie」は、接続方式の異なる2モデルを用意。価格はオープンで、実勢価格はUSB接続に対応する「STC-U10」が6000円前後、Wi-Fi/USB接続に対応する「STC-W10」が8000円前後の見込み。発売は11月8日。