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ソニー、4Kホームシアタープロジェクター「VPL-VW500ES」「VPL-VW1100ES」、4K映像の投写に対応

ニュース

2013/10/11 11:33

 ソニーは、4K(解像度4096×2160)映像の投写に対応した4Kホームシアタープロジェクター「VPL-VW500ES」を11月15日に、「VPL-VW1100ES」を12月5日に発売する。価格は、「VPL-VW500ES」が84万円、「VPL-VW1100ES」が178万5000円。

「VPL-VW500ES」(左)と「VPL-VW1100ES」

 微細化技術によって1.55型と同じ解像度の有効画素数885万画素(解像度4096×2160)を実現した0.74型4K SXRD(Silicon X-tal Reflective Display)パネルを搭載。液晶層の厚みを均一化することで、光の乱反射を抑え、表示輝度ムラの少ない高コントラストの画質を実現し、放送業務用カメラのイメージャー固着技術を利用することで正確な色を再現する。

 「データベース型超解像処理LSI(リアリティークリエーション)」で、画像に合わせた最適な超解像処理を行うことで、フルHD解像度の映像信号(3Dを含む)をより高精細な4K信号に変換。また、4Kの映像入力信号をより高精細な4K映像に変換することができる機能も備える。

 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントの「Mastered in 4K」ブルーレイソフトに最適な「Mastered in 4K」モードを新たに搭載。4K解像度の高画質マスタファイルをフルHD解像度にダウンコンバートして収録した「Mastered in 4K」ブルーレイソフトに対して、ダウンコンバート時と同一のフィルタでアップスケーリング処理を行うことで、オリジナル4Kマスターに限りなく近い高品位な映像クオリティで表示する。

 広い色再現領域を備えたトリルミナスディスプレイに対応。繊細な色再現ができ、トリルミナスカラー対応カメラで撮影した写真や映像をトリルミナスディスプレイ対応の「VPL-VW500ES」「VPL-VW1100ES」で再生すれば、豊かで自然な色のまま大画面で楽しめる。

 HDMIの最新規格バージョン2.0に対応し、4K/60p映像の信号伝送ができる。デジタル4Kビデオカメラレコーダーで撮影した動画や、将来の4K放送映像、4K動画配信サービスなどの4K/60pコンテンツの再生時にも、既存のハイスピードHDMIケーブル1本で入力できる。

 「VPL-VW500ES」は、光学エンジンのレイアウトを最適化することで、光の利用効率悪化による画質低下を招くことなく、屈曲光学系採用によるコンパクト化を実現。「VPL-VW1000ES」と比較して体積を約33%削減した。

 内部の空気を逃がす排気口を前面に配置。背面は吸気口だけなので、壁に近い位置に設置できる。また、ランプ交換口をボディ天面に配置しているので、天吊り状態でもランプを交換できる。

 4K SXRDや新開発の265W高圧水銀ランプを採用することで、1700lmの高輝度を実現。長時間使用による色バランスのズレを補正する「オートキャリブレーション」機能や、場所を移動せずに投写画面を上下左右に移動できるレンズシフト機能を搭載する。3Dメガネの通信方式は無線方式。サイズは幅520×高さ200×奥行き640mmで、重さは約20kg。

 「VPL-VW1100ES」は、大口径4K「ARC-F(オールレンジクリスプフォーカス)レンズ」を採用。レンズの数は業務用4Kデジタルシネマプロジェクターと同じ18枚で、フローティングフォーカス方式を採用する。

 専用カラーフィルタによって色再現域を大幅に拡大し、DCIの色再現に対応。さらに、信号処理技術を組み合わせることで、Adobe RGBなどの各種モードに切り替えることができる。

 4K SXRDやハイパワーな330W高圧水銀ランプの採用によって、2000lmの高輝度を実現。レンズシフト機能を備える。サイズは幅495.6×高さ195.3×奥行き463.6mmで、重さは約14kg。