KDDI、22歳以下対象の「U22 au にかえる割」、ドコモ・ソフトバンクに対抗

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2013/09/20 12:11

 KDDIと沖縄セルラーは、他社からの乗り換え(MNP)で新規契約した22歳以下の人を対象にした新たなキャンペーン「U22 au にかえる割」を9月20日から12月1日まで実施する。

 22歳以下の人がMNPを利用して、LTEサービス「4G LTE」対応のauスマートフォンを新規に購入した場合、月額980円の「LTEプラン」基本使用料が最大3年間0円(「誰でも割」適用時)になり、さらに、パケット定額サービス「LTE フラット」の月額料金から、最大3年間、毎月1050円割り引く。

 対象となるスマートフォンは、iPhone 5s/iPhone 5c/iPhone 5と、「4G LTE」に対応するAndroid搭載スマートフォン。条件は、MNPで契約し、パケット定額サービス「LTE フラット」に加入すること。指定の固定通信サービスとのセット割引「au スマートバリュー」とは併用できない。

 ドコモは、学生を対象に、基本使用料3年間無料に加え、同期間、パケット定額料を毎月1050円割り引く「ドコモへスイッチ学割」を「iPhone 5s/5c」発売日の9月20日から提供すると発表。ソフトバンクモバイルも、基本使用料3年間無料に加え、パケット定額サービスの上限額/定額料から最大3年間、毎月1050円割り引く「のりかえ学割」を実施すると発表した。

 結果的に“後出し”になったKDDIは、対象を学生に限定せず、社会人を含む「22歳以下」に拡大。ここ数年、各キャリアは、年間で最も携帯電話が多く売れる3月とその前後の3~4か月間にわたって、学生・子どもを対象にした「学割」キャンペーンを実施していた。通常のMNP向けのキャンペーンより「学割」のほうが割引金額の合計が大きく、該当する人は通常より安くなる。今年は、「iPhone 5s/5c」の発売をきっかけに秋にも実施し、それぞれ自社への乗り換えを促している。