ソニー、自然で心地よい音を再現するスピーカーシステム「SS-AC3」「SS-AC5」

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2013/08/29 15:07

 ソニーは、自然で心地よい音や音楽性豊かなサウンドを再現するスピーカーシステムとして、設置性を向上したフロアスタンディング型の「SS-AC3」とブックシェルフ型の「SS-AC5」を10月15日に発売する。価格は「SS-AC3」が9万2400円、「SS-AC5」が5万400円。

「SS-AC3」(左)と「SS-AC5」

「SS-AC3」(左)と「SS-AC5」

 「AR/ESシリーズ」の設計思想と技術を継承した音響設計を採用。トゥイーター部は、「ESシリーズ」で開発した25mmソフトドーム型のメイントゥイーターとアシスト用の19mmソフトドーム型トゥイーター2個で構成。三つのユニットを一つの音源であるかのように機能する「I-ARRAY System」によって、自然な広い指向特性を実現した。

 スピーカー・ユニットを支える30mm厚のバッフル板は、トゥイーター部の反射音を低減。ウーファー部は、バッフル板の低域増強効果を発揮させる「ARシリーズ」と同じ形状を採用する。

 新規開発の130mmのウーファーには、クリアで力強い低音を再生する強固なアルミ振動板を採用し、力強く、深く、安定感のあるクリアな低音を実現している。ミッドレンジには、「ESシリーズ」のために開発した「スパイラル・プレス・ペーパーコーン」を採用し、振動板に渦巻き状の溝を設けることによって共振を抑え、滑らかな中高域を再生する。

 「SS-AC3」は、トゥイーター部に独立したエンクロージャーを設け、ウーファー部との間を板で仕切って分離した「ARシリーズ」と同じ基本構造を採用。音楽情報の重要な帯域を受けもつ2ウェイ部をウーファー部から分離することでユニットへのストレスを低減し、ゆとりある音を再生する。サイズは幅197×高さ960×奥行き295mmで、重さは約18.5kg。

 「SS-AC5」は、小型化による音源の点音源化や、バッフル面積が小さくなることで音の不要な反射による音場感の乱れを抑えられるメリットを生かして、広い音場再生能力と明確な定位感を追求。ベンテッド・ポートを2本設けることによって、ポート特有の音のクセを低減するとともに、低音増強効果を高めている。サイズは幅186×高さ350×奥行き295mmで、重さは約7.6kg。