ソフトバンクグループ、東日本大震災復興支援特設サイトを開設

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2013/03/11 18:15

 ソフトバンクグループは、3月11日、東日本大震災の復興支援に向けて、グループのメッセージを伝える特設サイト「あの日を忘れない。今も、これからも。」を開設した。

 2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震と、それに伴って発生した津波やその後の余震、原子力発電所事故によって引き起こされた東日本大震災は、2万人を超える死者・行方不明者を出し、東北・北関東を中心とした被災地に住む人々の暮らしに大きな影響を与えた。

 復興支援特設サイトの冒頭には、「最強のライフラインを築いていくという強い意思の下、今後も災害に対するネットワークの耐久性を高め、信頼性の向上に努めるとともに、被災された方々、そして被災地で復興に尽力される方々への支援を継続してまいります」と記している。サイトでは、被災地の子どもたちの様子を紹介するほか、グループの継続的な支援活動の一部である東日本大震災で被災した高校生がカリフォルニアで研修する「TOMODACHIサマー2012 ソフトバンク・リーダーシップ・プログラム」に参加した高校生の復興支援にかける思い、毎月の利用金額にプラスして被災地に寄付できるオプションサービス「チャリティホワイト」の取り組みを映像で紹介している。

復興支援特設サイトのトップページ

 ソフトバンクは、3月18日まで、災害用伝言板/災害用音声お届けサービスの体験サービスを実施している。毎月1日・15日や防災週間、防災とボランティア週間、お正月三が日も同様に体験サービスを実施する。

 また、グループでポータルサイト「Yahoo! JAPAN」を運営するヤフーは、事務局を務めるオープンプロジェクト「復興デパートメント」で、従来の復興支援の取り組みを一歩進めた「東北のものづくり支援の取り組み」を開始した。東北の伝統的な銘品や特産物などに新たな角度からスポットをあて、「被災地のために購入したい」ではなく、「あの商品だから買いたい」と消費者に意識してもらえるように生産者や企業と連携し、東北の新しいブランドづくりに取り組んでいく。

 まずは、福島の女性が「カワイイ」を切り口に、現地の伝統工芸品を使用した小物アイテム(ピース)を制作・販売する「FUKUSHIMA PIECE(ふくしまピース)プロジェクト」と、石巻市にあるステイブルーを中心に生まれた新しいブランド「hiyuca(ヒユカ)」の二つのプロジェクトを開始した。「FUKUSHIMA PIECE」の第一弾、福島の伝統工芸の会津木綿を使用した「ふくいろピアス」、「hiyuca」の第一弾オリジナル商品、ハンドメイドのトートバッグは、ともに「復興デパートメント」で販売する。