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富士フイルム、プレミアムコンパクトデジタルカメラ「FUJIFILM X100S」、フルサイズ機に匹敵する高画質

ニュース

2013/01/08 18:59

 富士フイルムは、高画質と高速処理性能を両立したプレミアムコンパクトデジタルカメラ「FUJIFILM X100S」を、2月16日に発売する。価格はオープンで、実勢価格は13万円前後の見込み。

FUJIFILM X100S

 35mmフィルム換算で35mm相当のフジノン単焦点レンズを搭載。両面非球面レンズ1枚、高屈折ガラスの凸レンズを含む6群8枚構成で、収差が少なくシャープな解像感で、色再現性にすぐれた高レベルの描写力を実現している。

 撮像素子は、新開発のAPS-Cサイズ、有効画素数1630万画素の「X-Trans CMOS II」センサ。非周期性の高い独自のカラーフィルタ配列によって、光学ローパスフィルタなしでモアレや偽色を防ぐ。レンズからの光が十分にセンサまで届くので、高い解像感と低ノイズの画像が得られる。

 センサ上に位相差画素を配置することで、世界最速0.08秒の高速AF(オートフォーカス)に対応する。被写体やシーンに応じて撮像面位相差AFとコントラストAFを自動で切り替える「インテリジェンスハイブリッドAF」によって、あらゆるシーンで高速・高精度なAF合焦ができる。

 従来比2倍以上の処理速度をもつ画像処理エンジン「EXRプロセッサーII」を搭載し、約0.5秒の起動時間、約0.01秒のシャッタータイムラグ、約0.5秒の撮影間隔など、高速レスポンスを実現。フル画素で最大毎秒6.0コマの高速連写ができる。

 マニュアルフォーカスは、センサに組み込んだAF用の位相差画素を活用して、左右にずれた像を一致させることでピントを合わせる世界初の「デジタルスプリットイメージ」。このほか、あらかじめフォーカスフレーム内の被写体に自動でピントを合わせる「ワンプッシュAF・フォーカスエイド」機能や、フォーカスポイントの拡大表示機能など、多彩なマニュアルフォーカス機能を搭載する。

 マニュアルフォーカス時は、開放絞りやマクロでの撮影時に繊細なフォーカシングができ、被写体のコントラストが高い箇所の輪郭を強調して表示する「フォーカスピーキング機能」で、正確にピントを合わせることができる。また、ファインダー内には、絞り値に対応した被写界深度を常に表示する距離指標バーを配置する。

 ファインダーは、倍率0.5倍の光学ファインダー(OVF)と、視野率100%、256万ドットの高精細液晶パネルを搭載する電子ビューファインダー(EVF)の両方を搭載した「ハイブリッドビューファインダー」。OVF使用時でもファインダーをのぞいたままで、シャッタースピードや絞り、ISO感度などの設定変更が確認でき、撮影範囲を示すフレームや文字の明るさを周囲の光量に合わせて変えることで、情報を見やすく表示する。

 本体の天面と底面には、軽量で高剛性なマグネシウムダイキャストを採用。表面には、スチール感を演出する特殊コーティングを施した。また、耐環境性・耐久性にすぐれた合成皮革のレザー調仕上げによって、滑りにくく手になじむ。左手でレンズの絞りリングを、右手で天面のシャッタースピードダイヤルと露出補正ダイヤルを操作できるレイアウトだ。

 対応メディアは、SDXC/SDHC/SDカードで、UHS-I規格のメディアも使用できる。サイズは幅126.5×高さ74.4×奥行き53.9mmで、重さは約445g。