11月20日、富士通は、NTTドコモから発売するスマートフォン「ARROWS F-04E」「ARROWS KISS F-03E」とLTE対応タブレット「ARROWS Tab F-05E」、11月10日に発売したiモード対応携帯電話「F-01E」の新商品発表会を開催した。発表会には、新製品のCMに出演するEXILEのメンバーが駆けつけた。

　発表会では、佐相秀幸副社長が、「新製品はどれも自信作だ。年間目標の800万台を目指して、総力を挙げて開発に取り組んでいる。新製品は、ユーザビリティを徹底的に追求し、時代のニーズに合った機能を盛り込んでいる」とアピールした。

　また、携帯電話出荷台数で国内メーカーのトップに立っていることを報告。スマートフォンの好調で海外メーカーの勢いが増しているが、ヒューマンセントリックエンジン（HCE）という独自技術の強みと日本メーカーの高い技術力によって対抗していく姿勢を示した。

　新製品のなかで「全部入り」スマートフォンとして話題になっているのが、「ARROWS V F-04E」だ。内蔵ストレージは64GBと、スマートフォントップクラスの大容量。バッテリも2420mAhの大容量で、NVIDIAのクアッドコアプロセッサ「Tegra3」のパフォーマンスを存分に発揮できるパワフルな基本性能をもつ。

　またドコモのLTE通信サービス「Xi（クロッシィ）」に対応。IPX8相当の防水性、おサイフケータイ、赤外線、Wi-FiやBluetoothでの無線接続、ワンセグ、NOTTVに対応するなど、従来型携帯電話から受け継ぐ機能と最新のスマートフォン向けサービスで、どんなユーザーの要求にも応える機能を備えている。

　富士通独自のヒューマンセントリックエンジンによって、最適な使いやすさとスタイリッシュなフォルムを実現。4.7インチの大画面ながら、狭額縁技術によって幅65mmの片手で持ちやすい形状に仕上げた。マゼンダ、ホワイト、ブラックの3色で、いずれも11月28日に発売する。

　デザイン性を追求しながら、よくばりなハイスペックを実現したのは、「ARROWS KISS F03-E」。1.5GHzデュアルコアCPUを搭載し、サクサクと快適に動作する。華やかなラインに包まれた丸みを帯びたボディで、背面カメラリングのジルコニアがかわいらしさを演出する。

　カメラ機能にもこだわり、写真を思い通りにアレンジする「盛りフォト」や、ネイルをキレイに映す「ハンドモード」など、人物やネイルをより美しく見せる撮影機能を満載。また、素材や顔文字など、メールやSNS（ソーシャル・ネットワーキング・サービス）が楽しくなるコンテンツが詰まっている。ジルスチュアートとの合作モデル、ブラッシュピンクのほか、イノセントホワイト、パウダーミントの3色で、12月に発売する。

　「ARROWS Tab F-05E」は、ドコモのLTEサービス「Xi」に対応し、1万80mAhという大容量バッテリと防水・防塵性能を備え、いつでもどこでも存分に使える基本性能が魅力のタブレット。10.1インチの高精細なフルHD液晶、DOLBY DIGITAL Plusのバーチャル5.1chサラウンドを搭載し、どこでもホームシアターのようなエンタテインメントが楽しめる。

　利用者に合わせて「スタンダードスタイル」「キッズスタイル」「かんたんスタイル」の三つのインターフェースで、タブレットの楽しさを家族みんなでシェアできる。こちらも12月発売の予定だ。

　この豪華ラインアップの商品発表会をさらに盛り上げたのが、EXILEのKENCHIさん、TAKAHIROさん、TETSUYAさん、KENJIさん。発表会では、4人を含むEXILEのメンバーが出演する「ARROWS V F-E04」と「ARROWS Tab F-05」の新CMをお披露目した。

　4人が出演する「FourHuman」篇のCMでは、それぞれが個性や趣味とシンクロした「ARROWS」の使い方を紹介。ヒューマンセントリックエンジンによる快適な操作性を伝える。

　カフェテラスで「ARROWS」を使うシーンに登場するTETSUYAさんは、「よくコーヒーを飲みながらスマートフォンや携帯電話を触ることが多い。リアルな雰囲気が伝わったのではないか」と話し、場所を選ばずリラックスして使える点をアピールした。

　「ARROWS V F-04E」が搭載する画面への接触を検知して誤作動を防止する「おまかせタッチ」機能に話になると、TAKAHIROさんが「手が大きいからスマートフォンを誤操作してしまうことがあって、この機能はとても助かる」。新CMは、発売に先駆けて11月21日から放映する。