【COMPUTEX TAIPEI 2012】ASUSが両面にタッチ液晶を搭載したウルトラブックを公開

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2012/06/08 19:38

【台北発】ASUSTeK Computer(ASUS)は、プレスカンファレンスでPCやタブレット端末、クラウドサービスなど数多くの製品をお披露目。ASUSの考えるこれからのサービス全体をアピールした。

製品の多くが「トランスフォーマー」に



 カンファレンスでは、ジョニー・シー会長が製品やサービスをプレゼンテーション。中心になったのはWindows 8搭載モデルだ。「Tablet 810」は、同社のトランスフォーマーシリーズ」同様、キーボード部が着脱できるタブレット端末。キーボードと接続すれば、ネットブックのように利用できる。CPUにはインテルのAtomを採用する。

Windows8に対応したスレートPC「ASUS Tablet 810」

 また、消費電力を抑えるARM系CPUを搭載した「Tablet 600」も展示。こちらもキーボード部と液晶ディスプレイ部が分離するスタイルだ。OSには、Windows RTを採用する。

スマートフォンなどと同じARM系CPUを採用する「「ASUS Tablet 600」

 このほか、CPUにCore i7を搭載し、Geforceシリーズのグラフィックス機能を内蔵するモデルも展示していた。

Core i7&Geforce搭載の「ASUS Transformar Book」は11.6型、13型、14型の3モデル

両面にタッチ液晶を搭載する「ASUS TAICHI」



 カンファレンスの最後に紹介され、最も注目を集めていたのが、両面にタッチ液晶を搭載する「ASUS TAICHI」だ。光沢のある天板は、キー操作によって液晶画面として情報を表示する。もちろん、タッチ操作に対応している。

表と裏の両面にタッチ液晶を搭載する「ASUS TAICHI」

 裏表の液晶画面はそれぞれ別の情報を表示することもできるので、キーボード側でオフィスソフトを操作しながら、反対側でウェブサイトを表示するといった使い方もできそうだ。

大画面デスクトップもトランスフォーマー



 ジョニー・シー会長自ら「世界最大のタブレット」と笑いながら紹介したのが、18.4型液晶を搭載した「ASUS Transformer AiO」。いわゆるオールインワン型の液晶デスクトップだが、ベースステーションにCore i7とWindows 8を搭載。さらに液晶ディスプレイ部にARMベースのCPUとAndroidを内蔵するデュアル構成を採用した。

Windows、Androidのどちらも使える「ASUS Transformer AiO」

 液晶ディスプレイ部を取り外しても、Windows 8環境をリモート表示することができる。また、巨大なAndroidタブレットとしても利用できる。(デジタル&家電ライター・コヤマタカヒロ)

【「COMPUTEX TAIPEI 2012」現地レポート】
・第3世代Core iシリーズ搭載のウルトラブックが続々登場
・エイサーブースにはWindows 8対応の個性派モデルがズラリ