ドワンゴ、「niconico」の事業領域を拡大、100%出資子会社キテラスを設立

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2012/05/08 14:55

 ドワンゴ(小林宏社長)は、5月7日、ユーザーが投稿した動画にコメントをつけて楽しむ動画共有サービス「niconico」事業のコンシューマーエレクトロニクス分野のサービス企画・開発の強化を目的に、2月24日に100%出資子会社のキテラスを設立したと発表した。

 ドワンゴは、niconico事業でテレビ、ゲーム機などのコンシューマ向け電子機器を対象に、niconicoの各種サービス対応を行ってきた。今後は、多様化するコンシューマーエレクトロニクス分野でスピーディな展開を図るために、新会社でniconicoの新しい事業領域の拡大を目指す。なお、「niconico」は旧「ニコニコ動画」。サービス開始5年を迎えるにあたって、5月1日に総称をアルファベット表記に変更した。

 niconico事業のコンシューマーエレクトロニクス分野での実績には、ソニー・コンピュータエンタテインメントの「PlayStation Vita」向け「ニコニコ」、ソニーの液晶テレビ「ブラビア」向け「アプリキャスト版ニコニコ実況アプリ」、2012年4月28~29日に開催した「ニコニコ超会議」に参考出展した「ニコニコ動画アプリ」、パナソニックの「ビエラ」向け「ビエラ・コネクト版ニコニコ動画&生放送アプリ」などがある。

 新会社キテラスの資本金は6000万円。社長には、ドワンゴのニコニコ事業本部コンシューマーエレクトロニクス事業部長を務めた鈴木慎之介氏が就任した。所在地は、東京都渋谷区東3-16-3。