自宅を簡単無線LAN化! 外にも持ち出せるソフトバンクのWi-Fiルータを試した

レビュー

2012/04/24 16:41

 PCはもちろん、スマートフォンや携帯ゲーム機、タブレット端末など、無線LAN接続に対応したWi-Fi機器が身の回りに増えてきた。Wi-Fi機器を使っているのに、まだ自宅の無線LAN化がすんでいないなら、あなたは真の便利さを知らないことになる。無線LAN環境を簡単かつリーズナブルに実現するのが、ソフトバンクのモバイルWi-Fiルータ「ULTRA WiFi BB SoftBank 101SB」だ。

高速モバイルWi-Fiルータ「ULTRA WiFi BB SoftBank 101SB」

自宅を無線LAN化するとケーブルレスで快適



 ADSL回線や光回線に有線LANケーブルでつないでインターネットを利用している人は、LANケーブルの取り回しに苦労しているのではないだろうか。また、スマートフォンや携帯ゲーム機、タブレット端末はLAN端子を備えていないので、LANケーブルを接続することができない。インターネットへの接続は携帯電話と同じ3G回線を使うほかなく、そのぶん個別に月々の通信料がかかってしまう。

 無線LAN化すれば、LANケーブルに縛られることがないし、スマートフォンや携帯ゲーム機を無線LAN経由でインターネットにアクセスすることができる。しかも無線LANなら、一般的な3G回線よりも高速のデータ通信ができる。

 家中どこでも、それこそお風呂からトイレまで高速インターネットが使えるというのは、実際に体験してみるとすこぶる便利だ。いつでも、どこでも、誰とでも、何でもネットワークにつながる「ユビキタスネットワーク」への第一歩は、まず無線LAN化から始まる、といっても過言ではないだろう。

意外と敷居が高い? 無線LAN化への道



 とはいえ、「無線LANはなんだか難しそう」「どんな機器を用意すればいいかわからない」「セキュリティは大丈夫なの?」など、疑問や不安を抱く人は少なくない。

 無線LAN化するには、無線LANルータが必要だ。それをADSL回線や光回線の宅内モデムとLANケーブルで接続し、無線LANルータとWi-Fi機器を接続する設定をする。この設定が最初の難関かもしれない。

 ちなみに無線LANルータは、同時に複数の機器から無線LAN経由でインターネットに接続できるので、家中どこからでもワイヤレスでインターネットに接続できる環境をつくるためには必須のアイテムだ。

 まずはPCとの接続設定をして、無線LANルータの管理画面にアクセスしてセキュリティやPC以外の機器の接続の設定を行う。この設定が、専門用語もたくさんあって複雑だったりする。

面倒な設定不要ですぐに使える便利なモバイルWi-Fiルータが登場



 「そんな面倒な設定、自分には無理」という人にオススメしたいのが、ソフトバンクが4月4日に発売した高速モバイルWi-Fiルータ「ULTRA WiFi BB SoftBank 101SB」だ。

 付属の専用クレードルを自宅のインターネット回線にLANケーブルで接続し、クレードルに「101SB」を乗せて電源をオンにする。あとは無線LANに接続したいWi-Fi機器のインターネット接続設定で、「101SB」のID(SSID)とパスワード(セキュリティキー)を入力すれば、無線LAN経由でインターネットにアクセスできる。

付属の「クレードル」には、LAN接続端子とmicroUSB接続端子が備わっている

 さらに、無線LAN接続やセキュリティの設定を自動で行うWPS機能を搭載したWi-Fi機器なら、接続設定も手間いらずで簡単だ。「101SB」は、無線LAN規格のIEEE802.11b/g/nに準拠し、PC、スマートフォン、タブレット端末、携帯ゲーム機、家庭用ゲーム機など、ほとんどのWi-Fi機器が利用できる。

PCのWebブラウザでアクセスする「101SB」設定管理画面。
セキュリティの詳細な設定やアクセス制限の設定などができる

セキュリティもバッチリ! 安心して使い始められる



 実際に使ってみると、接続設定は驚くほど簡単で、すぐに使い始めることができた。接続が簡単だとPCだけではなく、スマートフォンや携帯ゲーム機など、対応機器をどんどんつなぎたくなる。「101SB」は20台までの同時接続が可能なので、手持ちのWi-Fi機器を全部接続できる。
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 「マルチSSID設定」に対応し、Wi-Fi機器によってSSIDを使い分けて、別々のセキュリティに設定することも可能だ。例えば、PCはよりセキュリティ度の高い「WPA/WPA2」のSSIDに接続し、「WPA/WPA2」に対応していないニンテンドーDSなどの携帯ゲーム機は「WEP」のSSIDに接続する、といった使い分けができる。

家の中で、PSPと3DSを「101SB」にWi-Fi接続した。ゲーム機のインターネット設定で「101SB」のSSIDとセキュリティキーを入力するだけで、簡単にインターネットに接続できた

 本体がコンパクトなのも「101SB」のいいところだ。一般の無線LANルータはそれなりの大きさで、置き場所を選ぶが、「101SB」は幅62.5×高さ105.0×奥行き15.2mmで、クレードルに指した状態で机の端に置いてもじゃまにならないし、白いカラーが部屋のインテリアにもマッチする。

クレードルに差したときの「101SB」は、500mlのペットボトルの半分くらいの高さ

そのまま持ち出して使える、という大きな魅力



 コンパクトな「101SB」は、実はクレードルから外して、外出先で使うことができる。外出先では3G回線かWi-Fiスポットを利用してインターネットに接続する。

 3G回線は、下り最大42Mbpsのデータ通信サービス「ULTRA SPEED」が利用できる。42Mbpsであれば、動画サイトのHD動画もストレスなく視聴できる。「ULTRA SPEED」は、すでに全国で利用可能だ。

3G回線でインターネットに接続しているときの「101SB」の画面。Wi-Fi機器を「101SB」につなぐと、Wi-Fi利用中の機器数を表示する

 また、Wi-Fiスポットは、全国24万か所(2012年3月1日時点)にアクセスポイントがある「ソフトバンクWi-Fiスポット」が利用できる。JRや地下鉄の駅、カフェやファストフード店など、「ソフトバンクWi-Fiスポット」は日本国内で最も利用できる場所の多いWi-Fiスポットの一つ。「ULTRA SPEED」対応エリア外のときは、「ソフトバンクWi-Fiスポット」を積極的に利用したい。さらに、「101SB」の契約プランで、かなりおトクに「ソフトバンクWi-Fiスポット」が使えるようになる。

外出先のモバイル環境で、「101SB」にWi-Fi接続した。PSPと3DSに加えて、PCも「101SB」にWi-Fiで接続。「101SB」は3G回線でインターネットに接続している。3台同時接続してブラウザを表示させたが、とくにストレスは感じなかった

 「101SB」は、自宅では無線LANルータとして、外出先ではモバイルWi-Fiルータとして利用できる。Wi-Fi機器の設定を切り替える手間がいらないし、料金もリーズナブルに抑えられるのが魅力だ。

おトクな料金プランでWi-Fiスポット利用料も無料に



 気になるのが「101SB」の料金プランだ。外出先でインターネットをよく使う人は、下り最大42Mbpsの超高速通信が月額3880円で使い放題の「データし放題フラット for ULTRA SPEED」がオススメ。

 外出先でそれほどインターネットを使わず、月額の料金を安く抑えたい人には「データし放題 for ULTRA SPEED」がいいだろう。月額1400円からの2段階制の料金設定で、モバイル通信をたくさん利用した月でも月額利用料金を4980円に収めることができる。

 また、外出先で「ソフトバンクWi-Fiスポット」をあわせて使うことを考えると、契約期間中はずっと「ソフトバンクWi-Fiスポット」を利用できる「データし放題フラット for ULTRA SPEED」がいい。「ソフトバンクWi-Fiスポット」の月額料金が無料になるだけではなく、「ソフトバンクWi-Fiスポット」を申し込む必要がない。

 一方、「データし放題 for ULTRA SPEED」は、「ソフトバンクWi-Fiスポット」の申し込みが必要だが、加入から2年間は無料で利用できる。2年目以降は月額490円の料金が必要になる。長く使い続けるなら、「データし放題フラット」のほうがおトクといえそうだ。

 さらに、「101SB」と「Yahoo!BB」に同時に新規加入すると、「101SB」の2段階定額の下限料金が月額980円になるセットプラン「データライトプラン for BB」もある。そのうえ、「Yahoo!BB」の無線LANパックも無料になるとはかなりおトクだ。

 自宅ではコンパクトな無線LANルータ、外では「ソフトバンクWi-Fiスポット」や「ULTRA SPEED」を利用して高速モバイルWi-Fiルータとして活躍する「101SB」。新しいモバイル生活を楽しもう。(フリーライター・榎木秋彦)