キヤノン、天体撮影専用のデジタル一眼レフ「EOS 60Da」、赤い星雲の撮影に対応

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2012/04/04 11:31

 キヤノンは、本格的な天体撮影を実現するハイアマチュア向けの天体撮影専用デジタル一眼レフカメラ「EOS 60Da」を、4月中旬に受注生産で発売する。価格はオープンで、「キヤノンオンラインショップ」での価格はボディ単体で15万4800円。

EOS 60Da(EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS)

 ベースモデル「EOS 60D」のローパスフィルタの特性を変更することで、星雲などが放つ光の波長の一つ「Hα輝線」の透過率を約3倍に引き上げた。これによって、一般的なデジタルカメラでは撮影が難しいバラ星雲や馬頭星雲など、赤みの強い星雲を、特殊なフィルタを使用することなく高精細に撮影できる。

 基本性能は「EOS 60D」を継承。約1800万画素のCMOSセンサや画像エンジン「DIGIC 4」を搭載し、常用ISO感度は最高ISO6400。天体撮影特有の条件に配慮しながら、低ノイズで高精細・高画質な画像を実現する。液晶モニタは、角度を変えられるバリアングル方式。

 対応メディアは、SDXC/SDHC/SDカード。ボディのサイズは幅144.5×高さ105.8×奥行き78.6mmで、重さは約675g。