ソニー、「Sony Tablet P」シリーズにWi-Fiモデルを追加

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2012/03/22 20:00

 ソニーは、折りたたみタイプのタブレット端末「Sony Tablet P」シリーズに、新色「グレー」のWi-Fiモデル「SGPT213JP/H」を追加し、4月21日に発売する。価格はオープンで、実勢価格は5万円前後の見込み。

「Sony Tablet P」シリーズ Wi-Fiモデル

 「Sony Tablet」シリーズのうち、9.4型の大型ディスプレイを搭載した「Sony Tablet S」シリーズは、Wi-FiモデルとWi-Fi+3G通信対応モデルを揃えているが、「Sony Tablet P」シリーズは、3G+Wi-Fiモデルだけだった。今回、モバイルWi-Fiルータやテザリング機能を搭載したスマートフォンユーザーの増加、また公衆無線LANサービスの普及を受けて、Wi-Fiモデルを追加することにした。

 「Sony Tablet P」は、5.5型の二つのディスプレイを搭載し、コンパクトに折りたたんで携帯できる折りたたみタイプのAndroid搭載タブレット端末。OSはAndroid 3.2で、4月にAndroid 4.0にアップデートする予定だ。ストレージ容量は4GB。Wi-Fiモデル「SGPT213JP/H」の閉じたときのサイズは約幅180×高さ26×奥行き79mm、重さは3G+Wi-Fiモデルより16g軽い約356g。Wi-Fiモデルのバッテリ駆動時間は、ウェブ閲覧時で約6.6時間。試供品として16GBのmicroSDHCカードが付属する。

 Wi-Fiモデルの発売に合わせ、別売アクセサリとして、専用着せ替えパネルを追加発売する。カラーは、メタリックな質感のゴールド(GPC1/N)とブルー(SGPC1/L)、光沢感のあるピンク(SGPC1/P)の3色。価格はオープンで、実勢価格は5000円前後の見込み。

「Sony Tablet P」シリーズ用着せ替えパネル(「Sony Tablet P」シリーズに装着した状態)

 4月下旬に、販売中のSony Tablet S/Pシリーズを対象に無償のシステムソフトウェアアップデートを実施し、最新版のAndroid 4.0.3に対応する予定。OSのアップデートに加え、Sony Tablet独自の機能を含む複数の機能を新たに追加する。

 アップデートを適用すると、Android 4.0搭載スマートフォンとユーザーインターフェースが共通化し、ロック画面からのカメラの直接起動やパノラマ写真の撮影など、Android 4.0の新機能を利用できる。独自の機能としては、対応するソニー製ブルーレイディスク(BD)レコーダーで録画したテレビ番組や放送中の番組を、720pのハイビジョン画質で視聴できるようになるほか、任意のアプリケーションの起動中に、ブラウザ、計算機、リモコン機能(Sシリーズ)のいずれかを小画面で表示できる「スモールアプリ」機能を追加する。

「スモールアプリ」機能の使用イメージ(左から、「ブラウザ」起動時、「計算機」起動時)