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【CEATEC JAPAN 2011】「VIERA」がネットワーク機能をアピール、「REGZA 55X3」など「4K2K」が続々登場

ニュース

2011/10/06 18:09

 国内最大の電機/ITの総合見本市「CEATEC JAPAN 2011」では、薄型テレビに動きが出てきている。メーカーは、それぞれ得意とする技術を駆使した製品を次々に披露している。

 海外ではすでに提供されているパナソニックのクラウド型ネットワークサービス「VIERA Connect」。10月4日に、日本でもサービスが始まった。クラウド・サービスと薄型テレビをつなげるネットワーク機能は、薄型テレビ市場が活性化するための重要な要素になるはずだ。 

「VIERA Connect」の画面。アプリは「ビエラ・コネクト・マーケット」で購入する

 多くの来場者が詰めかけている東芝ブース。開幕前日の10月3日、東芝は「REGZA 55X3」を発表した。55インチという大画面での裸眼3D映像の視聴に加え、解像度3840×2160の「4K2K」で映像を表示する。ブースでは、NTTぷららの光サービス「ひかりTV」による4K映像の配信デモで、超高精細な映像を楽しむことができた。 

800万画素相当の写真の高精細表示にも対応する「REGZA 55X3」。五つの超解像技術で地デジ映像を「4K2K」相当に伸張して表示

 同じく「4K2K」では、ソニーが家庭用プロジェクター「VPL-VW1000ES」を発表。100インチを超える大画面に映写しても、近距離から見て、ほとんどドットを感じることがない。価格は168万円と一般的とはいえないが、プレミアムなシアタールームを構築したい映画ファンにはたまらない一台になるはずだ。 

ソニーブースでは実際に4K2K映像の試写が楽しめる。4Kで収録された映画「スパイダーマン」の映像は見応えがある

 シャープは技術展示として、アイキューブド研究所と共同開発した「ICC(Integrated Congnitive Creation、統合脳内クリエーション)」で4K映像を創造するテレビを展示。一般的なフルHDテレビと並べて展示し、単なる超解像にとどまらない質感や奥行き感のある高精細の4K映像を体感できた。 

ICC 4Kテレビと普通のHDテレビを並べて展示するシャープのブース。映像の違いがはっきりわかる。フルHD映像はこんなに荒かったのか

 シャープは、解像度7680×4320の「8K4K」で映し出す85インチのスーパーハイビジョンテレビも展示。まるで目の前の風景を見ているかのような、超高精細映像は必見だ。

長い列ができていたシャープの「8K4K」のテレビコーナー。近づいて見てもドット感はほとんどない