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米アップル、カメラ機能を強化した「iPhone 4S」を発表、日本ではソフトバンクとauが販売

ニュース

2011/10/05 10:28

 米アップルは、現地時間の10月4日(日本時間10月5日)、プレス向けイベント「Let's talk iPhone」を開催し、従来モデル「iPhone 4」のデザインを踏襲しながら、CPUやカメラなどの基本性能を強化し、通信品質を向上した新モデル「iPhone 4S」を発表した。

iPhone 4S(ホワイト、ブラック)

 「iPhone 4S」は、200以上の新機能を搭載した「iOS 5」を搭載したスマートフォン。10月12日から開始する無料のクラウドサービス「iCloud」も利用できる。960×640ピクセル、3.5インチの「Retinaディスプレイ」、最大2倍のパワーを発揮するデュアルコアA5チップ、最大で7倍高速なデュアルコアのグラフィックスを搭載し、処理スピードを高速化した。

 1080pのフルHD動画も撮影可能な800万画素のオートフォーカス対応カメラを備え、デジタルカメラでは一般的な手ブレ防止や顔認識機能などを搭載する。画素数が増えただけではなく、裏面照射型センサ、F2.4のカスタムレンズ、LEDフラッシュを採用し、まったく新しい光学システムに刷新した。カメラアプリはより速く立ちあがり、ロックスクリーン画面から瞬時にカメラを起動できるほか、タップで焦点を合わせたり、露出をコントロールしたり、ズーム機能を生かしたより本格的な撮影や、純正の「写真アプリ」で、切り取りや回転、赤目除去などの本格的な加工・編集ができるようになった。

アップルの「iPhone 4S」の紹介ページ

 従来同様、Assisted GPS(A-GPS)、デジタルコンパス、IEEE802.11b/g/n準拠の無線LANに加え、Bluetooth 4.0を搭載する。また、音声認識技術を活用したアシスタント機能「Siri」を搭載し、自然な言葉で話しかけるだけで、質問に答えてくれる。例えば、「この週末は傘が必要だろうか」と尋ねると、「Siri」は天気予報が知りたいのだと理解し、天気予報アプリの画面を表示する。当初のベータ版の対応言語は、英語、フランス語、ドイツ語のみで、日本語は非対応。今後、対応言語を拡大する。

 バッテリ駆動時間は、3G通話の場合で7時間から8時間に延びた。通信方式はGSMとCDMAのデュアルバンドに対応し、下り最大14.4MbpsのHSDPAに対応する。発信と受信に合わせて二つのアンテナを賢く切り替えることで、通信品質を向上させた。また新たに、iPad/iPod touchと同じ64GBモデルを追加し、64GB、32GB、16GBの3モデル、ブラック、ホワイト2色の計6モデルを揃えた。サイズは高さ115.2×幅58.6×厚さ9.3mmで、重さは140g。

 アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、日本など、世界7か国で10月14日に先行発売し、10月28日に22か国で発売する。アメリカでの価格は、2年契約の場合で、64GBモデルが399ドル、32GBモデルが299ドル、16GBモデルが199ドル。また、iPhone 4の8GBモデルを99ドル、iPhone 3GSの8GBモデルを2年間の契約を条件に無料で提供する。日本では、ソフトバンクモバイルKDDI(au)の2社が取り扱い、ともに10月7日から予約を受け付ける。

見た目は変わらないが、大幅にスピードアップ

 新OS「iOS 5」は、事前に告知していた通り、既存のiPhone 4やiPadユーザー向けに、10月12日から、無料のソフトウェアアップデートを提供する。対応機種は、iPhone 4/3GS、第3・第4世代iPod touch、iPad、iPad 2。

→同時に発表した新「iPod nano」「iPod touch」の記事はこちら

2011.10.7追記:
au、ソフトバンクモバイルが、料金プランなどの詳細を発表しました。詳しくは下記をご覧ください。
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