コーレル、画像編集ソフトの最新版「Corel PaintShop Pro X4」「Corel PaintShop Pro X4 Ultimate」

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2011/09/16 18:51

 コーレルは、画像編集ソフト「Corel PaintShop Pro」の最新版「Corel PaintShop Pro X4」と「Corel PaintShop Pro X4 Ultimate」を、10月14日に発売する。

「Corel PaintShop Pro X4」と「Corel PaintShop Pro X4 Ultimate」

 「Corel PaintShop Pro X4」「Corel PaintShop Pro X4 Ultimate」は、ミニチュア模型風の効果が得られる「選択フォーカス(チルトシフト)」を新たに搭載。引き立たせたい部分を選択するだけで、写真に被写界深度を加え周囲の不要な部分をぼかし、簡単にジオラマ風の写真をつくることができる。

 さらに、通りを撮影した写真から人物や物を取り除いたり、連続写真をまとめて人物の動きを表現したりなど、ユニークな写真が作成できる「スマートリムーブ」、強調する写真の焦点と範囲を決め、エッジの形やトーンを選択し、スライダーでぼかしやグロー、境界ぼかしの量を調整することで、直感的に雰囲気のある写真をつくることができる「ビネット効果」などの機能を備える。

 暗い領域だけを明るくしたうえで、テクスチャ感や深みなど、写真の細部を再現する「フィルライト/明確化」、同じシーンの露出の異なる複数の写真を結合して完璧な露出の写真にする「HDR(ハイダイナミックレンジ)写真結合」など、多彩な機能を搭載する。

 GPUの最適化などによって、旧バージョンからパフォーマンスが大幅に向上。ノイズ除去やヴァイブランシー、トーン、マッピングなど、多数のリアルタイム効果で、作業しながら結果を確認することができる。また、起動時間が短くなり、インターフェースはすばやく滑らかに動作する。

 「カメラRAWラボ」を再設計。プレビュー領域を拡大し、画像がより見やすくなった。また、対応するカメラの機種が増え、画像の表示速度が向上している。ヒストグラムも簡単に調整できるようにして、新たに露出過度領域の詳細を復元する「ハイライト部回復ツール」を備えた。

 ソーシャルメディアでの共有機能も強化しており、オーガナイザーウィンドウから、直接FacebookやFlickrへワンクリックで写真をアップロードできるようになった。

 「Corel PaintShop Pro X4 Ultimate」は、「Corel PaintShop Pro X4」の機能に加え、マスクやレイヤーなどを使わずに効果範囲をコントロールする「UPointテクノロジー」を搭載。高精度なモノクロ画像などを簡単に作成できる「Nik Color Efex Pro 3.0 プラグイン」や、1日3枚の高解像度ロイヤリティフリー写真素材を7日間ダウンロードできるオンラインコンテンツ、全357種類の追加テンプレートを利用できる。

 対応OSは、「Corel PaintShop Pro X4」「Corel PaintShop Pro X4 Ultimate」ともに、Windows 7/Vista/XP(最新SP適用)。

 ラインアップと価格は、「Corel PaintShop Pro X4」の通常版が1万290円、アップグレード版が6279円、特別優待版が8379円、アカデミック版が7329円、ダウンロード通常版が1万290円、ダウンロードアップグレード版が6279円。「Corel PaintShop Pro X4 Ultimate」の通常版が1万5540円、特別優待版が1万290円、アカデミック版が8379円、ダウンロード通常版が1万5540円、ダウンロードアップグレード版が1万290円。