東芝、声で操作するエアコン「大清快VOiCEシリーズ」

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2011/09/13 16:33

 東芝は、9月12日、声で操作できる新型ルームエアコン「大清快VOiCE NDRシリーズ」の6畳用から23畳用までの13機種を、11月下旬に発売すると発表した。カラーはプレシャスホワイトとプレシャスシャンパンの2色。価格はオープンで、実勢価格は21万円から33万円前後の見込み。

声で操作するルームエアコン「大清快VOiCE NDRシリーズ」

 記者会見では、東芝ホームアプライアンスの石渡敏郎社長が、「エアコンの節電対策についてユーザー調査したところ、『なるべく使わない』と答えたユーザーよりも、『省エネタイプのエアコンを選ぶ』と回答したユーザーが多かった。また、『省エネ性能が優れた家電を選びたい』『省エネ性能がすぐれていれば高い価格を払ってもよい』と、節電・省エネ機能を重視するユーザーが多かった。今後も家電の節電指向は続き、節電モデルへの買い替え需要が高まるだろう」と市場動向を解説した。

エアコン市場の動向を解説する東芝ホームアプライアンスの石渡敏郎社長

 「大清快VOiCE NDRシリーズ」は、省エネ・節電性能と使いやすさを備えた「大清快」の最上位シリーズ。新型「デュアルコンプレッサー」で、シリンダーの扁平化や吸込み口の一本化、吸込配管の短縮などの改良を施すことで効率を向上し、扇風機並みの消費電力45Wの運転を実現した。

 エアコン本体に「リアルタイムモニター」を備え、運転時の消費電力量と1時間当たりの電気代、室内温度を表示し、省エネ効果を確認できる。また、人の位置と活動量、室内の明るさを判別して運転内容を自動で変更・設定する「おまかせ自動」モードで節電をサポートする。

 業界初の音声入力に対応する「ボイスコントローラ」を採用。ピラミッド型のコントローラで、音声を認識し、赤外線通信でエアコンに指示を送る。本体のスタートボタンを押すか、拍手やノックなどで3回音を鳴らすと音声認識回路が起動し、「暖房」「タイマー」「停止」「運転」「暑い」「寒い」「おやすみ」など21アイテム・26個のキーワードの言葉に対応した運転を行う。操作を発声するとエアコンが動作。音声認識の内容は、メロディと合成音声で告知する。

音声操作用の「ボイスコントローラ」と通常のリモコンが付属

 ボイスコントローラは、エアコンだけでなく、同社の「ワイヤレスリモコン機能付きLED照明器具」や液晶テレビ「REGZA」のオン・オフの操作ができる。対応機種は順次発表する。