ヤマダ電機は、7月14日、東京・新宿の「LABI(ラビ)新宿西口館」オープンを翌日に控え、記者会見を開催した。新宿地区では、昨年4月に「LABI新宿東口館」を出店。一宮忠男社長兼COOは、「2館合わせて800億円の売上規模を目指す」と自信をみせた。

→オープンセレモニーの様子

LABI新宿西口館

 一宮社長は、「都心部や郊外などに、さまざまな家電量販店が集結するエリアがあることから、新宿は家電を購入するエリアとして縮小したとの見方があった。しかし、それは違う」と宣言。「実際、昨年オープンした新宿東口館は、売り上げと来店者数ともに順調に推移している」とアピールしたうえで、「新宿の潜在需要は計り知れない。新宿西口館は、東口館と異なる新しい層を開拓することができる」とした。

一宮忠男社長兼COO

 新宿は西口、東口とも、すでに家電量販店の激戦地。新宿駅西口には、ヨドバシカメラが西口本店を構え、ビックカメラも駅前のハルクに西口店を構える。当然、さらに競争が激化することが予想されるが、一宮社長は「もちろん、お客様にとって有益なことに取り組んだ結果、競争になることはある。しかし、新宿は今後ますます家電量販市場が拡大する。共存共栄できる」と述べた。

 新宿への出店を厚くすることが、都心部や郊外の店舗への来店者減、売上減につながる可能性については、「全体的には影響があって当たり前。『点』でみればダメージにみえるが、『面』でみれば拡大につながる」と説明。「池袋や渋谷といった新宿に近いエリアについては、客層が違うので影響はない」と言い切った。

 新宿西口館は、「これからの家電がここにある」をコンセプトに、新宿駅周辺に勤務する会社員や、休日に新宿を訪れる家族やカップル、高齢者など幅広い層を来店者として想定する。地下2階から地上9階まで、8000m2の売り場面積をもつ大型店舗だ。

 ネットワークと家電をつなげた「スマート家電」をはじめ、各フロアに用途提案のコーナーを設置。液晶テレビやPC、白物家電など、さまざまな角度から新しい使い方を体験できるようになっている。

「スマート家電」の体験コーナー

 「省エネ・創エネ・蓄エネ」など節電を意識した商品を揃えているだけでなく、店舗自体もLED照明を採用し、屋外に設置した太陽光パネルで店舗で使う電力の一部を発電している。このほか、エアコン省エネ促進システムの導入や屋上の緑化による断熱を実施することで、1年間で15万kgのCO2を削減。一宮社長は、「今までとは違ったスタイルを確立する」としている。

全館すべてLED証明を採用

 目標とする売上800億円規模のうち、「西口館で400億円を見込んでいる」として、「将来は、2館で池袋総本店の売り上げを抜く規模にまで成長させる」と見通しを述べた。