デジタル放送推進協会(Dpa)は、デジタル放送への完全移行を周知する最終月に入った7月1日、JR山手線で「山手線デジタル放送トレイン」を実施することを発表した。

完全デジタル化への最終周知に意欲を燃やす

 山手線デジタル放送トレインは、DpaをはじめNHKや民放、BS各社が山手線3編成の車体と車内の広告スペースをすべて使って行う地デジ化周知活動。7月1日から17日までアナログ放送終了をPRするほか、10日には1編成貸し切りで各放送局が番組を収録する。

 7月1日の午前4時20分に出発式を行い、午後には都内で記者会見を開催。記者会見には、NHKと民放5局の女子アナウンサーが、それぞれ山手線デジタル放送トレインで取り組むことを説明した。

NHKと民放5局の女子アナが車両での取り組みをアピール

 また、地デジ芸人のテツandトモや地デジ元気娘の村井まりさんも登場して意気込みを語った。

会見では、テツandトモの持ちネタである「なんでだろう」で盛り上げる場面も

 東日本大震災の被害が大きかった岩手・宮城・福島の3県を除いて、6月24日の時点でデジタル放送に対応していない世帯は、全国で33万5000世帯。共同受信施設に関しては地デジ化率が99%以上に達したものの、Dpaでは未対応施設や未対応世帯に対して最終的な対策を講じなければならないと判断している。

 とくに、「何をどうしたらいいかわからない」「アナログ終了時期を間違っている」「自動的に切り替わる」「停波して初めて気がつく」などの可能性がある高齢者世帯の確実な地デジ化が必要として、全国1600か所に「地デジ臨時相談コーナー」を設置。2万店の電器店や170か所のケーブルテレビ事業者による対応、デジサポカーによる地域巡回、約2000団体のボランティアによる声かけなどに取り組んでいる。森田高総務大臣政務官は、「完全地デジ化に向けた最後の挑戦」と表現した。

森田高総務大臣政務官

 会見には地上デジタル放送推進大使の草彅剛さんも駆けつけ、「まだ時間はある。地デジ化100%に向けて、関係者の方々と手をつないで頑張っていきたい」と、活動をアピールした。