「スマートフォン利用者の裾野を広げる」、KDDIの田中孝司社長が宣言

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2011/05/17 19:33

 KDDIは、スマートフォンの新製品を発表した。田中孝司社長は、「今年は、スマートフォンをいかに広げていけるがカギを握る。スマートフォンユーザーの裾野を広げていく」と方針を示した。

田中孝司社長

 2011年の夏モデル既報の通りで、スマートフォン6機種を6月下旬から順次発売する。全機種に共通しているのが、緊急地震速報に対応している点。カシオやシャープ東芝など国内メーカーの製品も目立つ。しかも、ソニーエリクソンの「Xperia acro IS11S」は、ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信機能を備えている。

 KDDIは、日本独自の機能や国内メーカーの技術力を生かした製品が、ユーザーの裾野の拡大につながると判断。世界で製品を発売する海外メーカーに対しても、「日本独自の機能を搭載してもらうように交渉している」という。グローバルメーカーが機能の搭載に同意したかどうかについては、「今年の秋モデルに期待して欲しい」とした。

au Wi-Fi SPOT」のほか、ワイヤ・アンド・ワイヤレスが提供する「Wi-Fiスクエア」、UQコミュニケーションズが提供する「UQ Wi-Fi」のステッカーがあるスポットでも利用できる

 裾野を広げるためのネットワーク環境として、スマートフォン向けの公衆無線LANサービス「au Wi-Fi SPOT」を6月末に開始。「ISフラット」「プランF(IS)シンプル」「プランF(IS)」など、定額プランに加入していれば無料で利用することができる。このサービスは、Wi-Fiと3Gを自動的に切り替えるもの。来年3月末までに、約10万か所のWi-Fiスポットを設置する計画だ。

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