三菱電機は、4月25日、記者会見を開き、ブルーレイディスク(BD)レコーダー「REAL ブルーレイ」の新製品を5月31日に発売すると発表した。レコーダー操作機能と、自社はもちろん他社製のテレビも操作ができるテレビ操作機能を備えた新発想の両面リモコンを採用。他社製テレビとの親和性を強調し、販売拡大を狙う。

 記者会見の冒頭、荒木茂リビング・デジタルメディア事業本部家電事業部長が、AV事業方針を説明した。2010年度のテレビ市場は2568万台で、このうち録画対応テレビが全体の15%程度の400万台前後を占めたことについて、荒木事業部長は「今後も順調に構成比を拡大していく」と予測。11年については、市場全体の台数は前年比47%の1200万台に縮小すると見込んでいるものの、このうち録画対応テレビの構成比は20%前後に上昇し、「200万台から250万台と見込んでいる」との見解を示した。

上から「DVR-BZ450」「DVR-BZ350」「DVR-BZ250」

 また、BDレコーダー市場については、「11年度は、テレビ需要の半分の600万台は間違いなく見込める」と強調。こうした需要動向を背景に、同社はBDレコーダーとHDDを搭載した液晶テレビ「BHRシリーズ」で、「『録画テレビは三菱』というイメージを強化していく」(荒木事業部長)とともに、BDレコーダーの新製品によって、地上デジタル放送移行に伴うレコーダーの買い替え需要を獲得する。

荒木茂リビング・デジタルメディア事業本部家電事業部長

 「REAL ブルーレイ」の新製品は、レコーダー操作と、国内大手メーカーのテレビにほぼ対応するテレビ操作の両面リモコン「くるっとリモコン」を付属したことが最大の特徴。。チャンネル切り替えや音量、入力切り替えなどの基本操作のほか、メニューやデータ(d)ボタン、カラーボタンの操作にも対応する。大手家電メーカーは、テレビとレコーダーを自社製品で統一することで、より操作性が向上する「リンク機能」を推進しているが、「4割程度のユーザーは、テレビと違うメーカーのレコーダーを選ぶ可能性がある」(阿部正浩京都製作所長)として、他社製のテレビとの親和性を強化することで、BDレコーダーのユーザー拡大につなげる。

レコーダー操作面(左)とテレビ操作面(右)の両面リモコン「くるっとリモコン」

 そのほか、リモコンの「らく楽メニュー」ボタンを押すと、「録画した番組を見る」「予約する」「ダビングする」というように、画面と音声で操作を案内する機能や、1秒以内で高速起動する「瞬間電源オン」を備える。また、同社のレコーダー単体としては、初めての3Dに対応。サイドバイサイド/フレームパッキング/チェッカーボードの三つの3D方式に対応する。

阿部正浩京都製作所長

 ラインアップと実勢価格は、HDD容量2TBの「DVR-BZ450」が13万円前後、1TB「DVR-BZ350」が9万5000円前後、500GBの「DVR-BZ250」が8万円前後の見込み。