ローランドは、4月13日、本格的な曲づくりができるコンパクトサイズのデジタルレコーダー「MICRO BR BR-80」や、シンセサイザー「JUPITER-80」、USBオーディオインターフェース「QUAD-CAPTURE」などの新製品を5月下旬から順次発売すると発表した。発表会では、ミュージシャンによるデモ演奏で、新製品をアピールした。

 「MICRO BR BR-80」は、ギターとヘッドフォンを接続して本格的な音楽制作ができるデジタルレコーダー。高音質のステレオコンデンサマイクを搭載し、思いついたフレーズやバンドの練習が手軽に録音できる。デモ演奏を行ったギタリストの山口和也さんは、「同時再生8トラックが使えるようになったことや、ステレオマイクが搭載されたことなどで、操作性がよくなった。申し分なく使える。ギタリストのスタンダードになると思う」と評価した。発売は6月下旬。実勢価格は2万6000円前後の見込み。

ギタリストの山口和也さんが「MICRO BR BR-80」でデモ演奏

 「JUPITER-80」は、同社のシンセサイザーのフラッグシップモデル。独自の音色群「SuperNATURAL」を全音色に搭載し、独自技術「ビヘイビアー・モデリング・テクノロジー」が、より自然で豊かな演奏表現を可能にした。キーボーディストの篠田元一さんは、「表現力がすばらしく、演奏者の気持ちをかき立ててくれる。複数のキーボードを並べなくても、これ一台でいろいろな音を表現できる」と評価した。発売は6月下旬。実勢価格は30万円前後の見込み。

キーボーディストの篠田元一さんは「気持ちをかき立ててくれる」と「JUPITER-80」を絶賛

 このほか、2.4GHzワイヤレスマイクが付属するポータブルアンプ「BA-55」や、高音質の音声をPCに取り込めるUSBオーディオインターフェース「QUAD-CAPTURE」を披露した。

 「BA-55」は、各種イベントやパーティ会場での音楽演奏や、ストリートパフォーマンス、プレゼンテーションなどでの利用を想定した新コンセプトのポータブルアンプ。単3形アルカリ電池やニッケル水素電池8本で約6時間使用できる。6.5インチスピーカー×2基搭載し、本体を縦に置くとモノラル出力に、横に置くとステレオ出力になる仕組みだ。アナウンスを知らせるチャイムボタンも付いている。発表会の会場では、坂本彩さんが歌声を披露し、製品をアピールした。実勢価格は9万円前後の見込み。発売はブラックモデルが7月上旬、ホワイトモデルが8月下旬の予定。

ワイヤレスマイク付属のポータブルアンプ「BA-55」で坂本彩さんが歌声を披露

 USBオーディオインターフェース「QUAD-CAPTURE」は、アナログ入力部に高音質設計のマイク・プリアンプ「VS PREAMP」を搭載し、高品位なサウンドを再現する。新たにUSB2.0に対応したほか、コンパクトサイズながら、4IN/4OUT、最大24bit/192kHzの入出力を実現した。USBバスパワー駆動にも対応する。対応OSは、Windows 7/Vista(SP1以上)/XP Home、Professional SP2以上。Mac OS X v10.4.11以上。発売は5月下旬。実勢価格は2万6000円前後の見込み。

USBオーディオインターフェース「QUAD-CAPTURE」

 今回発表した製品は、4月9日までドイツ・フランクフルトで開催されていた楽器のトレードショー「ムジークメッセ」で展示したもの。池田智昭マーケティング部長は、「ポジティブな反応をいただいた」と、ショーでの手応えを語った。さらに、「ローランドは『Better Life with Music』をテーマに、より多くの人々に音楽や楽器演奏の楽しみ方を伝えていくことを目指している。展示会やイベント、コンサートなどを通じて各種製品をアピールし、業界を盛り上げていきたい」と述べて締めくくった。

池田智昭マーケティング部長