エコポイントのポイント交換対象に「東日本大震災への義援金」を追加

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2011/03/30 20:22

 グリーン家電エコポイント事務局は、3月29日、東北地方太平洋沖地震の被災地を支援するため、家電エコポイントの交換商品に「東北地方太平洋沖地震の被災地支援寄附(義援金)」を追加した。

統一省エネラベル(左)、2011年1月1日からの2010改定家電エコポイント対象製品告知ラベル(右)

 家電エコポイント制度は、条件を満たすグリーン家電(エアコン冷蔵庫・地上デジタル放送対応テレビ)に対して「エコポイント」を発行し、ポイントに応じてさまざまな商品・サービスと交換できるもの。地球温暖化対策の推進、経済の活性化、地上デジタル放送対応テレビの普及促進を目的に、2009年5月15日から環境省・経済産業省総務省が実施してきた。

 2010年11月末で付与するエコポイントの数を改定し、それまでのおよそ半分にしたため、改定直前の10月・11月には、地上デジタル対応テレビを中心に駆け込み需要が発生した。2011年1月1日購入分からは「統一省エネラベル5つ星の製品を購入し、買い替えをしてリサイクルを行った場合」のみが対象となっている。エコポイント発行の対象は3月31日購入分まで。申請期限は5月31日(当日消印有効)だが、地震の被災地を対象に、申請期限の延長などを検討しているという。商品交換期限は2012年3月31日。

 今回追加した「東北地方太平洋沖地震の被災地支援寄附(義援金)」に交換されたエコポイントは、1点1円として日本赤十字社に寄付する。寄付へのポイント交換は、100点単位もしくは残りのポイントすべて。受付期間は日本赤十字社の義援金取扱い期間を踏まえて決定する。このほか、事務局では、地震災害におけるボランティア・NPO活動支援に対する代表的な公的機関を通じた寄附についても検討している。

 同様に、環境対応住宅普及促進事業として、国土交通省・経済産業省・総務省が進めている住宅エコポイントの交換商品にも「東北地方太平洋沖地震の被災地支援寄附(義援金)」を追加した。