NTTドコモ、スマートフォンのspモードで位置情報提供を開始、基地局データを活用

ニュース

2011/03/29 18:42

 NTTドコモは、基地局情報を使って、スマートフォンでおおよその現在地を知ることができるサービスを3月31日に開始する。

spモードでの位置情報提供イメージ

 月額料金315円のスマートフォン向け「spモード」を契約することで、spモード対応のサービスやコンテンツで、基地局ベースの位置情報を取得できるようになる。GPSの位置測位に比べると大まかではあるが、屋内や地下でも位置が把握でき、位置把握の時間短縮や消費電力の節約などの利点がある。

 対応コンテンツは、ゼンリンデータコムの「直感ナビ」、ジョルダンの「乗換案内」、マピオンの「マピオン」の3種類。NTTドコモは、SNSや交通情報、店舗情報やゲームなどのアプリケーションを使いながら位置情報提供を利用すれば利便性が増すとしている。

 今後は、GClueの異なるアプリケーションを組み合わせて使える「Blocco」(3月下旬以降提供予定)、カイトのアプリポータルサイト「giveApp」(4月上旬)、ヴァル研究所の経路検索「駅すぱあと」(4月中旬)、Cellogicとブリリアントサービスの「ガイドッグ」(4月末)、radikoのインターネット経由で地上波ラジオ放送を配信する「radiko.jp」(4月)、リクルートの位置情報サービス「RecoCheck」(時期未定)などが対応する。