マカフィー、「リスク&コンプライアンスに関する展望:2011」を発表

ニュース

2011/03/04 16:44

 マカフィーは、企業のセキュリティリスクに対する認識や、企業のリスク/コンプライアンスに関するソリューションへの支出を調査したレポート「リスク&コンプライアンスに関する展望:2011」を発表した。

 「リスク&コンプライアンスに関する展望:2011」は、マカフィーの委託によってイバリューサーブ社が調査を実施したもの。対象者は、オーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、ニュージーランド、シンガポール、英国、米国の従業員500人以上の企業で、セキュリティの管理に携わっているIT部門の意思決定者やコンサルタント、セキュリティアナリストなど353人。

 調査では、企業の41%がセキュリティリスクに対する認識が不十分か、またはリスクから保護されていないことが明らかになった。同時に、リスクに対処する製品を的確に配備する自信をもっていない企業が40%存在し、この対策として、46%の企業が2011年にリスク/コンプライアンスソリューションの支出を平均で21%以上増やすことがわかった。

 また、大多数の最高セキュリティ責任者(CSO)や経営幹部が、単体の製品ではなく、自動化したリスク/コンプライアンスの統合ソリューションを求めており、2011年にはソリューション分野の大幅な成長が見込める。

 コンプライアンスでは、企業の75%が規制監査を通過する自信がなく、半数以上が過去に監査で不合格になったことがあるという。そのほか、9%の企業が監査に不合格だったことから罰金の支払いを命じられている。規制遵守の観点からは、インフラの最大の課題はデータベースであるとしている。