“花粉キャラ”が地図上に大集合! ドコモの次世代通信「Xi」の実験イベント

イベント

2011/02/23 15:59

 NTTドコモは、2月22日、高速通信サービス「Xi(クロッシィ)」を活用した花粉ナビゲーションのデモンストレーション「体験!Xi花粉ナビ」を東京・秋葉原で実施し、小学生の子どもたちが描いた“花粉キャラクター”の数で日本全国の花粉の飛散量をチェックした。

花粉キャラクターを描いた子どもたち

 「Xi」は、携帯電話向けの次世代通信規格「LTE(Long Term Evolution)」を利用した高速通信サービス。2010年12月24日のサービス開始と同時に、USB接続のデータ通信端末「L-02C」を発売している。今回のイベントは、「Xi」の三つの特徴「高速・大容量・低遅延」を活用した実験イベント。

「Xi」のデータ通信カードを挿入したPCを利用

 デモンストレーションは、全国各地のドコモ基地局に設置している花粉センサが収集する花粉量を算出し、キャラクターによって花粉の飛散量を視覚化。花粉のキャラクターは、小学3-4年生の男女20人が描いた。「Xi」を活用することで、花粉の飛散量のデータや地図情報など、大容量のデータをすばやく処理してPC画面に表示する。

巨大な日本地図の上で花粉の飛散量をチェック

 会場の秋葉原UDX「アキバ・スクエア」の床一面に、巨大な日本地図を用意。日本地図は、全国を11地区をマークと色で区分している。

Google Earth上に花粉キャラクターが登場(画面は中部地域)

 「Xi」のデータ通信カードを挿入したPCを持って地図の上に立つと、PC下部のウェブカメラが地域マークを認識して位置情報を取得。Google Earthの映像と、花粉センサが取得している花粉飛散量をキャラクターの数に変換して組み合わせ、PCに送信する。残念ながら、実用化の予定はないという。

九州は他地域と比べて花粉量が多かった

 花粉のキャラクターを描いた子どもたちは、4人一組のグループに分かれてモバイルPCを持ち、日本地図の上を移動。いろいろな地域の花粉量をチェックした。自分の描いたキャラクターを見つけたときや、九州など花粉が多い地域の画像を見ると、「わー!!」と歓声が沸き起こる。花粉のキャラクターたちはとってもカラフル。当初、子どもが白黒で描いたものに色が付いて、一人あたり2匹になっている。「双子みたい」「色がついてとってもかわいい」とお気に入りの様子だ。

ぼくの花粉キャラクター、ここにいるよ!

 花粉の視覚化に携わったアートディレクターの秋山具義さんは、「通常、花粉は目に見えないが、それを見えるように仕組みを考えた。子どもたちには花粉のイメージを自由に想像してもらい、キャラクターに描いてもらった」という。また、「映像の切り替わりの早さには感動しました」と「Xi」のデータ通信の処理性能に驚いていた。

アートディレクターの秋山具義さん