CP+2011、ソニー、半透過ミラーのデジ一眼「α」中級機を年内に発売へ

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2011/02/09 19:03

 カメラと写真映像の展示会「CP+2011」。ソニーのブースでは、デジタル一眼カメラ「α」で半透過ミラーを採用した中級機のコンセプトモデルを参考展示している。また、開発中のEマウントの交換レンズを揃え、一眼カメラを積極的に打ち出している。

ソニーのブース

 ブースの正面では、デジタル一眼カメラ「α55」の高速オートフォーカス・連写を、BMX(競技用自転車)のパフォーマンスを通して体感できる。「α55」は、レンズ交換式デジタル一眼カメラとして世界で初めて、光を通す「透過ミラー」を採用したモデル。

「α」中級機のコンセプトモデル

 さらに、一眼カメラは、半透過ミラーを採用した「Translucent Mirror Technology」や、撮像素子にAPS HD CMOSセンサを搭載する予定の中級機のコンセプトモデルを展示している。レンズのマウントはAマウント。試作機のボディはスケルトンで、内部構造を確認できる。発売は2011年内を予定している。

開発中のEマウントの交換レンズ(2011年内発売は上段7モデル)

 また、ミラーレス一眼「NEX-5」「NEX-3」で採用しているEマウントの交換レンズとして、開発中の7本を含めた10本を展示。11年内に発売する4製品については焦点距離を明らかにした。

α55

 4本のレンズの詳細は、24mm(35mmフィルムカメラ換算)の広角単焦点、55-200mmの望遠ズーム、30mmのマクロ、50mmのポートレート。また、12年発売のモデルとして、標準ズーム、広角ズーム、中望遠ズームの3本を予定している。

DSC-HX9V

 このほか、コンパクトデジタルカメラ「Cyber-Shot(サイバーショット)」は、3月から順次発売する「DSC-HX100V」「DSC-HX9V」や、すでに発売しているモデルを手に取って撮影できる。