キヤノン、業務用ビデオカメラの撮像素子搭載など「iVIS」4モデル

ニュース

2011/01/21 17:10

 キヤノンは、デジタルビデオカメラのブランド「iVIS」の新製品として、業務用ビデオカメラで使用する撮像素子を搭載した「iVIS HF M41」など4モデルを2月上旬から順次発売する。価格はオープン。

 「iVIS HF M41」「iVIS HF M43」は、同社の業務用ビデオカメラに採用しているCMOSセンサ「HD CMOS PRO」を採用したモデル。サイズは1/3型で有効画素は約207万画素。フルハイビジョン画質で、滑らかな階調と自然な色調で映像を表現する。また、虹彩絞りを採用した光学10倍ズームレンズ「キヤノン HD ビデオレンズ」を搭載し、ボケ味が楽しめる。

iVIS HF M41(左)とiVIS HF M43

 映画やドラマのような映像が撮影できる機能として、撮影前にテーマとシナリオを選び、それに沿って撮影すると動画編集後のような見やすい映像に仕上がる「シナリオモード」、映画のような雰囲気の「シネマルックフィルター」、付属のスタイラスペンで手書き文字やスタンプが追加できる「タッチデコレーション」などを備える。

 2機種ともにファインダーを備える。モニタサイズはタッチパネル式の3.0型ワイドで、外部メモリはSD/SDHC/SDXCカード。カードスロットは2基装備する。サイズは幅74×高さ71×奥行き137mm、重さは約360g。

 「iVIS HF M41」の内蔵メモリは32GB。カラーはシルバーとレッド。実勢価格は8万5000円前後の見込み。「iVIS HF M43」の内蔵メモリは64GB。カラーはブラック。実勢価格は10万円前後の見込み。いずれも発売は2月上旬の予定。

iVIS HF G10

 「iVIS HF G10」は、絞りやシャッター速度を設定できるなど撮影機能が充実した上位モデル。細かいピント合わせがしやすいフォーカスリングのほか、ファインダーを装備する。「iVIS HF M41」「iVIS HF M43」と同様、撮像素子に1/3型CMOSセンサ「HD CMOS PRO」、光学10倍ズームレンズ「キヤノン HD ビデオレンズ」を搭載する。

 記録媒体は32GBの内蔵メモリと、外部メモリのSD/SDHC/SDXCカード。カードスロットを二つ備える。モニタは3.5型ワイドのタッチパネル。サイズは幅77×高さ78×奥行き151mm、重さは約545g。実勢価格は15万円前後の見込み。発売は3月中旬の予定。

iVIS HF R21

 「iVIS HF R21」は、軽量・コンパクトなエントリーモデル。撮像像素子は1/4.85型CMOSセンサ「HD CMOS」、光学20倍ズームレンズの「キヤノン HD ビデオレンズ」を装備する。モニタは3.0型ワイドのタッチパネル。

 外部メモリとしてSD/SDHC/SDXCカードスロットを二つ搭載。このほか、32GBの内蔵メモリを備える。サイズは幅60×高さ61×奥行き121mm、重さは約270g。カラーはシルバー、レッド、ブラック。実勢価格は6万円前後の見込み。発売は2月上旬の予定。