BCN、「BCN AWARD 2011」表彰式、ミラーレス一眼など4部門を新設

特集

2011/01/13 22:09

 BCNは、1月13日、PCやデジタル家電などの年間販売数量No.1メーカーを表彰する「BCN AWARD 2011」の表彰式を開催した。会場の東京・大手町サンケイプラザには、メーカーや販売店などの関係者、およそ250人が出席した。

「BCN AWARD 2011」表彰式

 BCN AWARDは、全国の主要なPC専門店や家電量販店などから収集したPOSデータ「BCNランキング」に基づき、年間で最も販売数量の多かった企業を部門ごとに表彰する賞。今年は、ハードウェア71部門、ソフトウェア32部門、計103部門51社が栄冠に輝いた。(オリジナルのプレスリリースはこちら、各部門のトップ3の順位とシェアは特設ページで公開)

4部門を新設(写真はミラーレス一眼で受賞したパナソニック)

 今年は、BDプレーヤー、PND(ポータブルナビゲーションデバイス)、スマートフォンアクセサリ、デジタルカメラ(ミラーレス一眼)の4部門を創設した。

バッファローの斉木邦明社長

 ハード/ソフトメーカーの受賞社がトロフィーを受け取った後、BCN AWARD 2011受賞企業を代表して、外付けHDDや無線LANをはじめ10部門を受賞したバッファローの斉木邦明社長が挨拶。「2010年は円高や家電エコポイント制度が追い風になって弊社は好調な一年だった。しかし、2011年はそれに安住してはいけない。国内市場だけでなく、海外でも認知される製品をわれわれで提供していこう」と力強く語った。

ビックカメラの野口進常務取締役商品本部長

 また、POSデータの提供会社を代表して、ビックカメラの野口進常務取締役商品本部長は、「BCN AWARDによって、これだけすばらしい製品があることに改めて驚いた。2010年はエコポイントと猛暑に振り回された年だったが、PCやPC周辺機器、PCソフトは堅調だった。2011年は、デジタルカメラやスマートフォン、インターネットテレビなどの製品に期待している。お客様の声とメーカーのアドバイスに耳を傾けて、製品を大切に販売していきたい」と挨拶した。

「BCN ITジュニア賞 2011」表彰式

 IT関連のコンテストで優秀な成績を収め、すぐれた技術をもつ若者を表彰する「BCN ITジュニア賞 2011」の表彰式も開催。BCN ITジュニア賞は、NPO法人ITジュニア育成交流協会の推薦に基づいて選定を行っている。

松江工業高等専門学校の川上茜さん

 受賞者代表の松江工業高等専門学校「べらぐる」制作チームの川上茜さんは「作品は夏休みを使って打ち込んだ。先生や先輩の協力があったから完成したと思っている。BCN ITジュニア賞をいただくことは、大きな自信につながる。今後もいろいろなことにチャレンジしていきたい」と述べた。また、協賛企業代表として、トレンドマイクロの大三川彰彦取締役日本地域担当は、「ITジュニア賞は新しい未来を作っていく賞。若い皆さんの再出発を応援している」とエールを贈った。

トレンドマイクロの大三川彰彦取締役日本地域担当