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米ベライゾン、サイデンバーグ会長兼CEO、「LTE」で優位に、パートナーシップでイノベーション

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2011/01/07 17:38

【ラスベガス発】「2011 International CES」は、CEAのゲイリー・シャピロ会長兼CEOによる講演に続き、米ベライゾン・コミュニケーションズのイヴァン・サイデンバーグ会長兼CEOによる基調講演が行われた。サイデンバーグ会長は、「ワイヤレスは次世代へと進んでいる」と述べ、同社の優位性を語った。

イヴァン・サイデンバーグ会長兼CEO

 ベライゾンの強みは、4Gの携帯電話規格「LTE」のサービス提供に加え、この規格によって多くのベンダーとのパートナーシップが強化されたことにある。サイデンバーグ会長は、「パートナーシップで、イノベーションを起こしている」と強調した。講演では、昨年9月に社長兼COOに就任したロウェル・マクアダム氏も登壇し、「当社が最も多く光ファイバーを構築している。また、100Gbpsを最初に提供した会社でもある」と述べた。

次世代ネットワークでの先行を強調するベライゾンのロウェル・マクアダム社長兼COO

 サイデンバーグ会長の「ベンダーとのパートナーシップ」という言葉を具現化するように、講演にはコンテンツ関連でアライアンスを組んでいるタイム・ワーナー、携帯端末のモトローラのキーマンをゲストスピーカーとして招き、対談を行った。さらにモトローラにOSを提供したグーグルも登場し、OS「Android」の新機能をアピールする場も設けた。

サイデンバーグ会長兼CEO(写真右)がタイム・ワーナーと対談

 マクアダム社長がパートナーシップをアピールするのは、「オープンマーケットであることが重要だから」だという。さらに「今後は業界の枠を超えてパートナーシップを深める必要がある」として、自動車のIT化やホームネットワーク、キオスク端末による双方向コミュニケーションなどのサービスなどを紹介。さまざまな製品・サービスを強化するには、ネットワークがポイントになると訴えた。

マクアダム社長兼COO(写真左)がモトローラと対談

 最後にサイデンバーグ会長は、「医療分野や教育分野などでも、ネットワークによってさまざまなものがリンクする。これからは、(次世代のワイヤレスなどで)思いもよらなかったことが創造される」と締めくくった。

モトローラとの対談ではグーグルが「Android」の新機能を発表する場面も