iPhone/iPodでサラウンド体験! シネックスが「SRS iWOWアダプター」を発売

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2010/12/15 20:09

 シネックスは、SRS LabsのiPhone/iPod向けのオーディオコンポーネント「SRS iWOWアダプター」を、12月20日に300台限定で発売する。オーディオ専門店やオンラインショップなどで販売し、実勢価格は7980円。SRS Labsが一般消費者向けの製品を出すのは今回が初めて。

「SRS iWOWアダプター」のパッケージ

 iWOWアダプターは、元の音源から失われたオーディオ情報を自然に復元することで、音を明瞭に聞き取れるように設計。クリアなサウンドを追求し、広がり感のある3Dオーディオや深みのある重低音で楽しむことができる。

iPhone 3G(写真左)とiPodの装着時

 音楽コンテンツをカスタマイズできるように、iWOWアプリを開発。好みに合わせて低音高音のレスポンス量を調節することができる。アプリは「App Store」で無料で入手することができる。

 SRS Labsは、本来のサラウドを忠実に再現するためのオーディオ補正技術や音声処理技術をライセンスとして提供しているメーカー。薄型テレビやノートPC、スマートフォン、車載機器などへの搭載のほか、放送局がネットワークで使うケースもある。日本法人であるSRS・ラボズ・ジャパンでインサイドセールス&マーケティングを担当する渡邉英里マネージャーは、「世界で100社以上が当社の技術を採用している」とアピールする。

 米国では、iWOWアダプターをオンラインで販売。家電量販店で販売するのは日本が初の試みだ。「日本ではブランド力が低い」と認めながら、「マーケティングツールとして、iWOWアダプターを家電量販店で販売することになった。これによって日本での知名度が確実に上がる」(渡邉マネージャー)と自信をみせる。

日本市場での知名度アップに自信をみせる渡邉英里マネージャー

 iPhone 4Gへの対応は来年第1四半期(1~3月)を予定。シネックスでは、「今回は300台限定だが、4G向けに発売した段階では、アップル直営店や家電量販店などにも提供していきたい。SRS本社を説得する」(中村明取締役CE事業部長)との考えを示した。その際の販売台数は、「iPhoneの出荷台数の最低でも1%に相当する台数を販売する。市場は非常に大きい」としている。

中村明取締役