12月10日、電子書籍向け端末として、シャープのメディアタブレット「GALAPAGOS(ガラパゴス)」と、ソニーの専用端末「Reader(リーダー)」が発売された。特設コーナーに実機を揃えた東京・ビックカメラ有楽町店本館では、多くの客が足を止めて端末を体感していた。

 ビックカメラ有楽町店本館では、5階PCフロアのエレベーターの両脇にシャープの「GALAPAGOS」とソニーの「Reader」の特設コーナーを設け、実機を展示。フロアを訪れる客の多くは男性のビジネスパーソンで、店頭スタッフの説明に熱心に耳を傾けていた。 

ビックカメラ有楽町店本館のソニー「Reader」特設コーナー

 「すでにアップルのiPadという多機能端末が存在しているので、GALAPAGOSは手に取りやすいようだ」と話すのは、5F Windowsコーナーの福田亮一主任。有楽町店では、GALAPAGOSの実機を発売の一週間ほど前から置いていた。実際、特設コーナーで客が絶えることはなかった。 

5型の「Reader Pocket Edition PRS-350」

 一方、ソニーの「Reader」は、実機の展示は今日から。来店者が実際に手に持って「軽い」と驚いていたが、その軽さが好評に結びついているようだ。お客様からの質問で多いのは、閲覧できるコンテンツ。「いま自分が読みたい作品が読めるのか、新聞が購読できるのか」といった質問が多いということは、現状では、何のコンテンツが読めるのか、まだユーザーは把握できていないようだ。 

5F Windowsコーナーの福田亮一主任

 PCフロアでは、「GALAPAGOS」や「Reader」の特設コーナーのほか、両端末を含めたタッチパネル搭載タブレット型端末を一か所に集めたコーナーを構えている。「最近は、さまざまなメーカーからたくさんの端末が登場している。どのように分類するのか、そのカテゴリが店の見せ方としてまだ決まっていない。お客様の多くもまだ端末の違いを認識していない」のが現状だという。 

シャープ「GALAPAGOS」の特設コーナー

 ただし、「電子書籍は、専用端末やタブレッド型端末でなくても、スマートフォンで読むことができる。文字だけを読みたいのか、それとも音楽や動画も楽しみたいのか、お客様の選択肢はたくさんあっていい」(福田主任)と端末のバラエティが多彩になることは歓迎している。

 新聞や雑誌、書籍など端末で閲覧できるコンテンツについて、福田主任は「特定の端末に縛られない統一したファイル形式を業界で導入すれば、電子書籍市場は拡大が期待できる」とみている。 

タブレットコーナーには多彩な端末が並ぶ

 なお、ソニーの「Reader」は店頭販売を行っているが、シャープ「GALAPAGOS」は事前に申し込んだ後、製品を指定の住所に配送する、という販売形式。主要な家電量販店に加え、サークルK・サンクス、スリーエフ、ファミリーマート、ローソンなどのコンビニエンスストアで購入申込書を置く。また、直販サイト「シャープメディアタブレットストア」でも申し込むことができる。