指輪で着信がわかる? LG、理想のケータイのデザインコンペ、受賞作を発表

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2010/11/09 18:35

 LGエレクトロニクス・ジャパンは、携帯電話のデザインコンペティション「“LG Mobile Design Competition 2010”~私の形態~」の表彰式を11月5日に開催。588作品の応募のなかから、ゴールド賞3作品、シルバー賞4作品、ブロンズ賞4作品を発表した。


 コンペティションは、LGエレクトロニクスが、デザイナーとしての活躍を目指す人々の支援を目的に2008年から開催。今年で第3回となる。

 2010年のテーマは、2009年と同じ「私の形態」で、自分が理想とする携帯電話のデザインを募集。2011-2012年の商品化を目指す携帯電話をデザインする「Realistic(リアリスティック)部門」と、未来の携帯電話をデザインする「Idealistic(アイディアリスティック)部門」の2部門、合わせて588作品の応募があった。

 厳正な審査の結果、賞金50万円のゴールド賞は、「Realistic部門」で江口海里さんの「fazzoletto」、「Idealistic部門」で白木ゆみ香さんの「Ring 本体+指輪」と松山祥樹さんの「Toccata」が受賞。

 賞金20万円のシルバー賞は、「Realistic部門」で鉛玉さんの「Reversiphone」、倉内慎介さんの「Split phone」、「Idealistic部門」で深川浩史さん、小菅啓靖さんの「Mobius」、舟山貴士さん、中浦創さん、茂木俊介さんの「fitto」が受賞した。

 賞金10万円のブロンズ賞は、「Realistic部門」で佐野誠治さんの「BOOK」、長嶺博斗さんの「twig」、「Idealistic部門」で澁谷仁志さんの「Glassful MEDIA」、大滝健二さんの「DOMINO」が受賞した。今年は1作品のみ選ばれるグランプリの該当作はなかった。

 「Realistic部門」でゴールド賞を受賞した江口海里さんの「fazzoletto」は、従来の大きなスマートフォンは使うさまがとても仰々しく、タッチパネルは指で触るのでベタベタし、客観的に見てあまりスマートだと思えないことから、胸ポケットに入れて着信番号を確認できる上向きのサブディスプレイを採用。服などで拭かなくてもキレイな画面を保つために、スライド式のフタにディスプレイクロスを装備し、スマートフォンを使うときの「スマートな所作」を生み出すデザインを提案した。 

江口海里さんの「fazzoletto」

 「Idealistic部門」でゴールド賞を受賞した白木ゆみ香さんの「Ring 本体+指輪」は、携帯電話本体と指輪で構成、人間の「触覚」に焦点をあて、指輪から発するマッサージのような低周波刺激によって、街中や電車などの騒音のなかでも、会議中でも、周囲に気づかれることなく着信がわかる。指輪の液晶画面には、電子文字が流れ、誰からのメールや着信なのかがすぐにわかる。指輪で着信を確認したあと、2度叩くと受信するので、あわてることなくカバンから携帯電話本体を取り出すことができる。 

白木ゆみ香さんの「Ring 本体+指輪」

 同じく「Idealistic部門」でゴールド賞を受賞した松山祥樹さんの「Toccata」は、フレームで構成する立体空間内に映像を投影し、そこに指を入れ、浮かび上がる映像に直接触れて操作する携帯電話。押し込む、叩く、つまむなどの動きによって、新しい操作性や喜び、感動が生まれる。フレームにあえて従来の携帯電話形状の輪郭とその記号性を残すことで、片手での操作性や握り心地、受け入れやすさをもちあわせた、未来の携帯電話を提案している。 

松山祥樹さんの「Toccata」

 最終審査では、Ken Okuyama Designの奥山清行代表をはじめ、日経デザインの下川一哉編集長、GKデザイン機構の田中一雄社長、NTTドコモ プロダクト部の丸山誠治部長など、各界のデザイン専門家が受賞者を選出した。

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