日本HP、音楽を楽しむためのノートPC、HIPHOPミュージシャンDr. Dreがプロデュース

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2010/09/30 16:46

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は、個人向けノートPCの最上位ブランド「HP ENVY(エイチピー エンヴィ)」を日本市場に投入。第1弾製品として、米国で著名なヒップホップ・ミュージシャンのDr. Dre(ドクター・ドレー)とコラボレーションし、音にこだわった14.5型ワイドのノートPC「HP ENVY14 Beats Edition」の量販店モデルを10月7日以降に発売する。価格は13万円前後の見込み。

「HP ENVY14 Beats Edition」をアピールするパーソナルシステムズ事業統括 コンシューマービジネス本部 コンシューマー製品部の中原和洋部長

 「HP ENVY」は、パフォーマンス、デザイン性、ユーザービリティなど、PCにユーザーが求めるニーズを高次元で融合した日本HPの個人向けノートPCの最上位ブランド。日本市場へは初投入となる。

 第1弾製品の「HP ENVY14 Beats Edition」は、Dr. Dreがプロデュースする音楽機器のブランド「Beats Audio」のテクノロジーを採用。日本HPのエンジニアとDr. Dreの制作スタッフが独自のチューニングを施したデジタルシグナルプロセッシングを搭載することで、ノートPCでは難しいとされていた迫力のある重低音と、クリアで伸びのある高音を再現する。

バックライトによってキーボードが赤く浮き上がる

 黒を基調としたきょう体やパッケージのデザインも、Dr. Dre Studioがプロデュース。マグネシウム合金製のトップカバーには黒地に赤の「Beats」ロゴをあしらい、パームレストと底部にはマットな質感で滑りにくいラバーコーティングを施した。また、キーボードが赤く浮き上がるバックライトを備えるなど、細部にわたって「Beats」のコンセプトで統一している。

トップカバーには「Beats」のロゴ

 CPUはCore i5-460M(2.53 GHz)、グラフィックスはATI Mobility Radeon HD 5650、4GBのメモリ、640GBのHDD、DVDスーパーマルチドライブを搭載する。OSはWindows 7 Home Premiumの64ビット版。

 通信機能は無線LAN IEEE802.11a/b/g/n、Bluetooth2.1+EDRに対応。バッテリ駆動時間は約6時間。本体サイズは幅356×奥行き237×高さ30.5-32.5mm、重さ約2.62kg。

 発表会でパーソナルシステムズ事業統括 コンシューマービジネス本部 コンシューマー製品部の中原和洋部長は、「今までノートPCは、きょう体の制約もあって、音よりもスリム化や軽量化を重視する傾向があった。しかし、ユーザーのノートPCの使い方は、ライブ映像を見たり、好きな音楽を聴いたりと広がっている。『HP ENVY14 Beats Edition』は、PCで音楽を楽しみたい人へ贈りたい」と、製品投入の意図を語った。