富士通と北海道白老町、「らくらくホン」で高齢者向け生活支援サービス

サービス

2010/08/20 10:39

 富士通と北海道白老町は、シニア層をターゲットとする富士通の携帯電話「らくらくホン」を活用した高齢者向け生活支援サービスとして、地域のコンタクトセンターシステムを共同で構築し、8月23日に運用を開始する。

白老町が配付する携帯電話の画面

 白老町が、ひとり暮らしの高齢者を中心とした60名に「らくらくホン」を配付。必要に応じて端末の「よやく(予約)」「そうだん(相談)」「きんきゅう(緊急)」ボタンを押すことで、地域の支援ボランティアとの相談や、119番通報ができるようにする。

 また、携帯電話の内蔵センサから自動通知される歩数情報や、GPSなどにより探知できる位置情報を安否確認として活用。高齢者の安全の確保と、生活を支える見守りサービスを提供する。

 白老町は、携帯電話が高齢者にとって身近な存在になることで、「いつでも・どこでも、安全・安心に暮らすことができる地域づくり」を目指す。さらに、今回のシステムの対象範囲を高齢者以外にも拡大することで、地域住民の利便性向上や地域活性化などへの活用を検討していく。